ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行なっているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
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小花仙第2季2集 黑暗的侵袭,迷之王子!
【大雑把なあらすじ】
鈴蘭の精霊王【君影】をゲットしようとするも、思わぬ拒絶にあう花仙魔法使者シア・アンアン。君影はある人物との約束を果たすため、アンアンと契約できないという。その約束とは、ある人物の誕生日に自分の花で作ったブレスレットをプレゼントするということ。その人物とは、瀕死の君影をみつけて大切にお世話をしてくれた地球の少女だった。少女に恩を感じている君影は、彼女の五月の誕生日に自分の花で作ったブレスレットをプレゼントするという約束を自分に課していた。しかし、五月を待たずに少女は別の街に引っ越してしまい、君影は花屋へ預けられてしまう。少女のことが忘れられない君影は、花の盛りの五月を過ぎても枯れないように頑張っていた。少女にプレゼントを渡すことを条件に、アンアンとの契約を承諾する君影。無事に君影と契約したその時、二期の悪役、迷の王子タバスとその手下、黒薔薇男爵メリメが現れる。そして、そこにププラ女神の三人娘の一人、愛の仙女ルルも現れる。
花仙魔法使者シア・アンアンと迷の王子タバスの戦いが今ここに始まる!
【日本語訳】
アンアン「花仙魔法使者、シア・アンアン、変身!愛、美、智のパワー集結!偉大なる花神ププラ様を証人とし、花仙魔法使者の名をもってあなたと契約を結びます!【君影】!」
鈴蘭の精霊王【君影】「いいえ、花仙魔法使者。私はあなたを認めません」
・ ・ ・ ・ ・ ・
アンアンに拒否の言葉を告げた後、力なく崩れ落ちる鈴蘭の精霊王【君影】。
チェンハン「アンアン、見て。この子すごく弱ってる」
アンアン「うん。ダイウェイ先生も言ってた。鈴蘭はこの時期に咲く花じゃないって」
(アンアンの回想シーン)
ルシア「峡谷によく咲く花で、別名“谷間の百合”とも呼ばれている。非常に可愛らしく美しく、幸運のシンボルとされている。この花はとても珍しく、私の記憶が間違いでなければ、彼女の名前は【君影】かと。しかし…」
ククル「わあ!エドウィン先生(ルシオ)はやっぱりさすがだな!これで様子も名前も全てわかったわけだ。庶民!今夜ゲットしに行くぞ!」
チェンハン「ルシオはまだ何か話の続きがあるみたい…」
先生「鈴蘭が珍しいとされているのは、五月にしか咲かないからなの。デリケートな鈴蘭は暑さ寒さに耐えられないの。だけど今は夏なのに、あなたたちは真っ盛りの鈴蘭を見たのよね?だからそんなに弱っていたのかも…」
・ ・ ・ ・ ・ ・
ククル「オイ、飛ぶことすらできないじゃないか。もう無理すんな。早くオレ様たちにゲットされて、花の法典の中で体力回復しろ」
ククルの言葉になおも首を横に振る鈴蘭の精霊王。
アンアン「どうして?どうすれば私は認めてもらえるの?」
鈴蘭の精霊王「あなたが新しい花仙魔法使者?」
アンアン「そうそう!」
鈴蘭の精霊王「私はある人と約束をしていて、その人のことを待たないといけないの」
チェンハン「どんな約束?私たちに教えてもらえる?もしかしたら助けてあげられるかもしれないよ」
アンアン「うんうん!他の精霊王を助けたこともあるんだよ!」
鈴蘭の精霊王「花仙魔法使者、あなたは温かい感じがするね。もし、私のことを助けてくれるなら、私はあなたのことを認めます。…私は五月にしか花を咲かせられないけれど、私がこの異世界に着いたのは雪の降る寒い冬の日だった」
(鈴蘭の精霊王の回想シーン)
寒い雪の夜、少女が雪に埋もれた鈴蘭の精霊王を見つける。
少女が大切に育てたおかげで、鈴蘭は春にはたくさんの葉をつけていた。
少女「あなたは本当に可愛いね。鈴蘭の花言葉は“幸福”なんだって。次の五月で私は16歳になるの。私の誕生日には一番きれいな花を咲かせてね」
・ ・ ・ ・ ・ ・
鈴蘭の精霊王「大切に面倒を見てくれて、私は彼女にとても感謝しているの。だから、一番美しいお祝いを彼女に送りたいの。彼女の誕生日に自分の花で作ったブレスレットをプレゼントするって心の中で決めたんだ」
ククル「で?それから?」
鈴蘭の精霊王「だけど…」
(鈴蘭の精霊王の回想シーン)
鈴蘭の鉢植えを花屋のお兄さんに託す少女。
少女「もうすぐ他の街へ転校するの。お願い、私の代わりにこの子を可愛がってね」
・ ・ ・ ・ ・ ・
アンアン「そうだったの…」
鈴蘭の精霊王「私は彼女がとても恋しい…。鈴蘭の花のブレスレットを彼女にプレゼントしたい…。でも、私の姿を見られる人はいないから、枯れないように必死で頑張るしかなかったの」
チェンハン「アンアン、君影を助けてあげなくちゃ」
アンアン「君影、約束する。必ずプレゼントをその子に届けてあげる」
鈴蘭の精霊王「ありがとう。花仙魔法使者。それなら私はあなたを認め、あなたと契約を結びます」
アンアン「偉大なる花神ププラ様を証人とし、花仙魔法使者の名をもってあなたと契約を結びます!【君影】!」
鈴蘭の精霊王君影、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。
ククル「やった!超楽だったな!花仙国に戻って暗黒魔法を打ち破るのも時間の問題だな!」
?「なんと浅はかな…」
黒薔薇の花びらが舞い散る中、突如二人の男が現れる。
一人は赤い目隠しをし、もう一人は片目に黒薔薇の眼帯をしている。
?「花仙魔法使者、シア・アンアン」
アンアン「誰?あなたは誰?」
ククル「オ、オマエは…」
どこか怯えた様子のククル。
?「ああ、古霊仙族のククル王子殿下。ハハハハハ。」
アンアン「どうしたの?ククル?何か言って」
ククク「オ、オマエは勇気国の迷の王子!この裏切り者!ヤージャの犬!暗黒魔神の信徒め!」
アンアン、チェンハン「なに?!」
迷の王子タバス「すました顔でラベル大陸を統治し、【神秘の力】を守護している古霊仙族の王子。金色の曼荼羅王子が永遠に守り続ける者。フン!お前は本当に恥さらしだ」
ククル「オマエこそ勇気国の恥さらしだ!フン!まあお前は王位継承権のない、しがない第二王子だけどな!フン!裏切り者!」
ククルの言葉にムッとする迷の王子タバス。王子の怒りを察し、すかさず攻撃してくるタバスの守護精霊王・黒薔薇男爵メリメ。ククルに向かってメリメの放った武器が一直線に飛んでくる。
ククル「あ!」
アンアン「ククル、避けて!」
自分の身をもってククルをかばうアンアン。
その時、黄色の光とともに小さな妖精が現れ、メリメの攻撃を跳ね飛ばした。
ククル「あ、コ、コイツは…。あはははは、オマエは三王女の一人、愛の仙女ルルじゃないか」
ルル「笑わないで!」
ククル「アハハハ。どうしてオレ様みたいになってんだ?いや、オレ様より小さいじゃないか」
ククル「ふざけないで、ククル王子。女神様とラベル大陸に危険が迫っているというのに、なんで笑っていられるの?」
アンアン「なに?!」
タバス「ラベル大陸は間もなく暗黒に統治され、ププラ女神もじきに消滅するだろう」
ククル「そんなわけあるか!」
ルル「彼の言ってることは本当よ。女神様は自分の神力を尽くして花仙国を守ってる。私たちは女神様の命を受けて、花仙魔法使者を助けに来たの」
タバス「私が全ての花仙精霊王を集め、この地球の少女に代わって【伝説の運命の人】となり神秘の力を手に入れてやる。そして勇気国の国王に、いや、古霊仙族の統治者にもなってやろう」
ククル「絶対にオマエの好きにさせるものか!」
タバス「お前にできるのか?玄天魔煞!」
アンアンたちを攻撃するタバス。それを迎え撃つルシオ。
ルシオ「烈焔之詩!」
二人の攻撃は正面からぶつかり合い、共に打ち消しあった。
ルシオ「迷の王子!邪悪の女神が簡単に諦めないことなど、とっくにわかっていた!私はお前をずっと待っていた!」
タバス「私もお前を倒す日をずっと待っていた。最強の魔法師エドウィン“先生”。だが、それは今日ではない。(アンアンを指さしながら)【運命の花仙魔法使者】、私との戦いの時を震えて待っていろ」
不敵な笑みを浮かべながら、迷の王子タバスと黒薔薇男爵メリメは去って行った。
アンアン「ルシオ、じゃなくてエドウィン先生。これは一体どういうことなの?」
ルル「エドウィン先生、女神様は…」
ルシオ「君はなぜ一人なんだ?美の仙女と智の仙女は?」
ルル「はぐれちゃったの。どうやら私の力は異世界の地球では長く維持できないみたい。花仙魔法使者の魔法の気配を感じて、やっとあなたたちを見つけ出すことができたの」
ククル「へへへ。もうオレのこと笑えねーな!」
ルル「この、能無し役立たずのチビ王子!…エドウィン先生、早くラベル大陸に戻って女神様を助けないと」
ククル「安心しろ。オレたちはすでに24人の花仙精霊王をゲットしてるし、花の法典の【形】も元通りだ。アンアンなら絶対に大丈夫だ!その上、オレ様もいるしな」
ルル「王子が~?」
ククル「なんだよ?オレ様はすごいぞ。そうだろ?シア・アンアン」
アンアン「えっと…」
ククル「シア・アンアン、なんでオマエはそんなに自信がないんだ?オマエはこのオレ様自らが任命した花仙魔法使者だぞ。迷の王子なんかただの威張り腐った自惚れ野郎だ。それにオレたちにはエドウィン先生とダイ・ウェイウェイ先生もいる」
アンアン、チェンハン「ハハハ…」
ルシオ「女神…」
場面は変わってアンアンの部屋。
鈴蘭の精霊王との約束を果たすべく、少女に手紙を書くアンアン。
アンアン「やっと書き終わった!世界中で“花たちの愛”ほど幸せなプレゼントはないよね。このプレゼントを受け取ったとき、あなたに幸せが訪れますように」
アンアンは書き終えたばかりの手紙を鈴蘭のブレスレットに添えた。
場面は変わって、地球ではない混沌の世界。
薔薇の細工で縁取られた大鏡の前に一人立つタバス。
タバス「フッ。ゲームの始まりだ」
その口元には不敵な笑みが浮かんでいた。