小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第2季 第8集 愛の魔法使者登場!

 

ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
 
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小花仙第2季 第8集 爱心魔法使者登场!

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【大雑把なあらすじ】
チェンハンの優しい心で目覚めた芙蓉の精霊王【拒霜】。アンアンはゲットしようとするも、なぜか変身できない。そこに現れる迷の王子。彼はアンアンが変身できなくなった理由を話し始めた。
先日、つつじの精霊王をたやすくゲットしたアンアンだったが、それは迷の王子の罠だったのだ。つつじの精霊王の花言葉は“慎み”。彼は黒魔法でその力を強化させ、アンアンの魔法の力を抑制させ、変身できなくしたのだ。卑怯な手口に怒ったククルは守護精霊マンダーを召喚するが、黒薔薇男爵にこの戦いに我々が手出しをするのはルール違反だと諫められる。
変身できないアンアンと呪いで小さくなったククル。絶体絶命の二人を迷の王子の攻撃が襲う。自分の体を張って二人を守ろうとするチェンハン。そのとき、チェンハンの愛の魔法が発動した。なんとルルが探していた“秘密兵器”はチェンハンだったのだ。魔法少女に変身したチェンハンは愛のパワーで迷の王子に反撃。彼女の温かい愛のパワーは迷の王子の心の奥底に眠っていた、大好きな兄シモンの記憶を呼び覚ました。戦意喪失した彼は捨て台詞を残し、混沌の異世界へと帰って行った。
 
【日本語訳】
 (ナレーション)
ルル仙女は知らぬ間にチェンハンの心が持つ愛のパワーを吸収し、しだいに力を回復していった。しかし、危機は静かにアンアンの身に忍び寄っていた。アンアンは変身できなくなってしまったのだ。
 
一同「何だって?!」
迷の王子の言葉に驚く一同。アンアンはショックのあまり泣き出してしまう。
ククル「アンアン、どうした?」
アンアン「ククル、変身できなくなっちゃった…」
ククル「泣くな、アンアン。(タバスに向かって)オマエのしわざだろ!」
タバス「ならばどうした?」
ククル「卑怯だぞ!アンアンに何したんだよ?!」
ククル「うわ!」
タバスの攻撃に吹っ飛ぶククル。
タバス「お前らが捕らえたつつじの精霊王のことを覚えているか?」
アンアン「つつじの精霊王…?」
ルル「…あのときおかしいと思ったんだ。だって…」
 
(回想シーン)
つつじの精霊王を捕まえるために水仙精霊王と戦うアンアン。しかし、タバスは反撃させず、あっさり引き下がった。アンアンたちはそれを疑問に思わず、喜んでつつじの精霊王を捕まえ花の法典に封印した。
・ ・ ・ ・ ・ ・
チェンハン「捕まえるのが簡単すぎたってこと?」
ルル「そう。水仙精霊王は【水鏡封印】のすごく強い力を持ってるのに、迷の王子は反撃に出ず、最後はつつじの精霊王を私たちに譲ったようなものだったでしょ?」
タバス「愚かな者どもよ、本当に私に勝ったとでも思ったのか?」
ククル「オマエ!」
タバス「お前らに問う。つつじの花言葉は何だ?」
アンアン「慎み…」
タバス「そうだ。愚かな地球の少女よ。だから、暗黒魔神が私に授けた黒魔法でその力を強めてやったのだ」
言い終わると、タバスは芙蓉の精霊王に向かって封印の呪文を唱え始めた。
タバス「暗黒魔神を証人とし、花仙魔法師タバスの名において汝に命令する。封印締結!【拒霜】!」
すかさず芙蓉精霊王をかばうククル。
ククル「オマエのような卑怯なヤツに好き勝手させるか!古霊仙聖霊パワー!マンダラ!」
自身の守護精霊を召喚するククル。
タバス「失せろ!」
ククル「ああっ!」
タバスの攻撃に吹き飛ぶククル。しかし、召喚された守護精霊マンダーがタバスの攻撃をはね返した。
マンダー「万象聚集!」
攻撃するマンダー、反撃するタバス。力は互角のようで、互いの攻撃を打ち消しあった。
ククル「マンダー、サンキュー!さっきは本気でやばかったよ」
マンダー「…もっと修行に励むべきだ」
ククル「今、説教するなよ。ほら、ヤツらに思い知らせてやれ!」
マンダー「やはりお前か」
ここで初めて敵が誰であったかに気づくマンダー。
メリメ「私の愛しいマンダー殿下。やはり貴方は凛として美しい…」
ククル「マンダー、ヤツを知ってるのか?」
メリメ「もちろんです。この世界で、私ほど貴方に想い焦がれている者はおりません。そうでしょう…?」
マンダー「黙れ!暗黒の悪魔!」
ククル「なんでオマエはそんなにムカつくんだ。マンダー、早くヤツに思い知らせてやれ!」
メリメに対し剣を構えるマンダー。しかし、メリメは気にせず言葉を続ける。
メリメ「マンダー、貴方と私は花仙精霊で最高位の貴族として生まれました。契約守護者と生死を共にし、彼らの戦いには決して手出しをしてはならぬという古からの掟をお忘れですか…?」
マンダー「偽り言を…」
メリメ「ヘイ、マンダー。貴方は小さいときから私を嫌っていましたが、これは古からの掟。もし私が嘘をついているならば、私は最も重い罰を受けることになるでしょう。…違いますか?」
メリメの言葉に剣を下げるマンダー。
ククル「どうしたんだよ。マンダー、何の話だよ!」
マンダー「ククル、私はこの戦いに手出しをすることはできない」
ククル「何でだよ!」
マンダー「これは王子としての試練」
ククル「でも、でも…」
マンダー「(アンアンに向かって)そして、【運命の人】としての試練…」
ククル「でも、ヤツらはあんなに卑怯なんだ。アンアンは変身すらできなくなったんだぞ」
マンダーは少し考えた後、剣をメリメに突きつけ厳しい口調で言った。
マンダー「覚えておけ!これは公平なる王子同士の戦い。誰も手出しをしてはならない。もし己の言葉に背いたら、そのときは絶対にお前を放ってはおかない」
メリメ「もちろんでございます。私の精霊王子殿下」
メリメの言葉を信じ、マンダーは消えていった。
ククル「マンダー!マンダー!」
タバス「お前のような役立たずの古霊仙族の継承者に、あの高貴なマンダー殿下は全く相応しくない」
ククル「フン!オマエのような王位継承権もない裏切り者に、このオレ様が負けるものか!」
アンアン「どうしてマンダー王子は帰っちゃったの?」
ルル「黒薔薇男爵が大昔からの貴族の掟の【試練の約】のことを持ち出したから…」
チェンハン「【試練の約】って?」
ルル「マンダー王子と黒薔薇男爵はそれぞれククル王子と迷の王子の守護精霊なんだけど、不公平にならないように、王子同士の戦いに手出しをしてはいけないの」
アンアン「じゃあ、ククルは自分の力だけで戦わなきゃいけないの?ククルは悪い魔法にかけられて、あんなに小っちゃくなっちゃったのに」
ルル「マンダー王子は最高位の精霊王族だから、昔からの掟に背くことはできないの」
チェンハン「どうしたらいいの…」
女子たちの困惑を他所に、戦いを始めるククルとタバス。
ククル「古霊仙ホリーアロー!」
タバス「片腹痛いわ!“破”!」
ククル「古霊ディフェンス!」
しかし、タバスの攻撃を防ぎ切れず、ククルの体は吹っ飛んだ。慌ててククルを抱き止めるアンアン。
タバス「お前らの遊びに付き合っている暇はない!玄天魔煞!」
チェンハン「アンアン!アンアン!」
タバスの攻撃がアンアンとククルに襲い掛かる。チェンハンは二人を守るため、タバスの前に立ちはだかり、攻撃をその体で受け止めようとした。
ルル「チェンハン!ダメー!!」
その時、チェンハンの胸のあたりからハート形をした光が飛び出し、タバスの攻撃をはね返した。そして、その光はククルたちの体をも包み込んだ。
ククル「わあ、すごく温かいパワーだ…」
ルル「チ、チェンハン…、うそ!!」
タバス「どういうことだ?!」
ルル「愛のパワーが目覚めたよ!」
ルルは何かに気づいたようだった。
チェンハン「ど、どういうこと?」
ルル「チェンハン、ルルが探していた“秘密兵器”はチェンハンだったよ」
チェンハン「…私?秘密兵器?」
ルル「愛の鈴を貴女に授けます。愛の花仙魔法使者、チェンハン!」
チェンハン「愛の…、花仙魔法使者」
ルルから変身の鍵を受け取るチェンハン。
ルル「始めるよ!」
チェンハン「うん!」
 
チェンハン「愛の花仙魔法使者、変身!花の精霊たちよ、温もりと愛を我に与えよ。この想いよ届け、魔法のパワー集結!」
タバス「ぐだぐだうるさい。愚かな地球の少女が一人増えたところで同じことだ。玄天魔煞!」
チェンハン「リン!リン!リン!愛の心よ、氷を解かし、人々に温もりを与え、全ての美しい命を呼び覚ましなさい!」
チェンハンの愛のパワーを感じ、攻撃の手を止めるタバス。
メリメ「殿下、どうなさいました?」
タバス「この感じ…、シモンの…、温かい感じ…」
チェンハンの愛のパワーは、タバスの心の奥底に眠っていた兄シモンとの温かい思い出を呼び覚ましたのだった。
タバス「フン!忌々しい花仙魔法者め!」
捨て台詞を残し、タバスたちは混沌の異世界へと帰って行った。」
 
アンアン「チェンハン、すごいよ!」
チェンハン「こんな不思議な体験初めてだよ」
ルル「チェンハン、よくやったよ!」
勝利に沸くアンアンたち。
アンアン「えっと、この後はどうすればいいのかな。変身できなくなっちゃったから、精霊王を封印できないよ」
ルル「アンアンはみんなを救う伝説の人だけど、今は私たちに任せてよ」
 
チェンハン「偉大なる花神ププラ様を証人とし、愛の花仙魔法使者の名をもってあなたと契約を結びます!【拒霜】!」
 
芙蓉の精霊王【拒霜】、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。
 
【続く】