小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第2季 第9集 勿忘草!


ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
 
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小花仙第2季第9集勿忘我!

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【大雑把なあらすじ】
変身できなくなった上に、花の法典も守れなかったアンアン。途方に暮れた彼女はダイ・ウェイウェイ先生に相談する。先生からの答えは勿忘草の精霊王を探すこと。精霊王で一番の長生きと言われる彼女は知識も多く、彼女なら何かヒントをくれるかもしれないということだ。
早速探しに行くアンアンだったが、チェンハンといるのが辛くて逃げ出してしまう。一番の友達のチェンハンが魔法使者になって自分を助けてくれたのに、それを心から喜べないことが辛いのだ。
泣くアンアンを前にククルが困り果てていると、そこに一人の男の子が現れた。迷子だと判断したアンアンはその子を送っていくことに。そして、道の途中で勿忘草の花畑を見つける。花畑から突如現れた花仙精霊王。彼女こそが勿忘草の花仙精霊王だったのだ。
 
【日本語訳】
 (回想シーン)
芙蓉の花仙精霊王をゲットするため、変身しようとするアンアン。しかし、なぜか変身できない。不思議に思う一同の前に迷の王子が現れ、変身できなくなった訳を話し始めた。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
女神公園に集まる一同。
変身できなくなった上に、花の法典も守れなかった自分の不甲斐なさに涙するアンアン。
アンアン「先生、わ、わたし…。見てください…」
黒く変色してしまった花の法典を先生に差し出す。
ククル「アンアン、そんなに悲しむなよ」
アンアン「全部、私のせいだ…」
チェンハン「アンアンのせいじゃないよ。先生ならきっといい方法を知ってるよ」
溜息をつくダイ・ウェイウェイ先生。
先生「暗黒魔神が迷の王子に与えた黒魔法は本当に強力ね。私の力も完全に封じ込められてしまった。花の法典も…」
アンアン「ごめんなさい、ごめんなさい」
先生の言葉に深く悲しむアンアン。
ルル「アンアンは女神様が望みを託した伝説の人なんだから、きっといい方法がみつかるよ」
先生「あの花仙精霊王なら、何かいい方法を知っているかもしれない」
先生は何か手がかりを見つけたようだった。
ククル「え?誰だよ?」
先生「一番の長生きと伝えられているあの方のことよ」
ルル「確かに!あの人が一番の物知りだね」
ククル「オマエらなに訳わからん話してんだよ」
ルル「ラベル大陸の住人ならみんな知ってるのに、勉強嫌いのバカ王子は知らないのか」
ククル「フン!だったらなんだよ。アンアンやチェンハンだって知らないだろ」
 
場面は変わって、先生と別れて件の花仙精霊王を探すアンアンたち。
アンアン「勿忘草?その人が一番の長生きと言われている花仙精霊王なの?」
ルル「うん。彼女がどれぐらい長く生きてるか誰も知らないの。だから、彼女は何でも知ってる生き字引きなんだって」
ククル「じゃあ、ソイツはどんな姿なんだよ。そんなに長く生きてるなら、スッゲー年寄りのババア妖精じゃないのか?」
調子に乗りすぎて周りを見ていなかったククルは、木に頭を強くぶつけて倒れてしまった。
 
場面は変わって、頭のケガを手当してもらうククル。
ククル「目が回る~。腹減った~」
アンアン「めまいがするの?お腹がすいてるの?どっち?!」
ククル「目が回って腹も空いてる。…王子の面目丸つぶれ」
ククルの情けない姿に思わず笑いがこみ上げるチェンハンたち。
チェンハン「おいで、ククル」
お腹が空いているククルにケーキをあげるチェンハン。
みんなで仲良くケーキを分け合って食べるが、アンアンの表情は冴えなかった。自分を助けるためにチェンハンが魔法使者に変身したときのことを思い出していたのだ。
 
チェンハン「アンアン、アンアン?どうしたの?」
アンアン「あっ、何?」
チェンハンの言葉で我に返るアンアン。
チェンハン「アンアン、まだ心配してるの?」
アンアン「違うって。チェンハン、心配しないで」
しかし、アンアンの表情は曇ったまま。自分をじっと見つめるチェンハンに居心地の悪さを感じたのか、アンアンはいきなり立ち上がった。
アンアン「チェンハン、分かれて探したほうがいいかも。時間の節約にもなるし」
チェンハン「でも…」
ククル「何すんだよ!うう…」
アンアン「行くよ!」
アンアンはククルの体を掴んで、その場から逃げるように走り出した。
 
ククル「どうしたんだよ、アンアン」
アンアンが泣いていることに気づいたククル。
アンアン「何でもない」
口ではそう言っても、涙の止まらないアンアン。
ククル「ハア、女はめんどくせーな」
アンアン「ククル、悲しいよ…」
ククル「変身できなくなったからか?」
アンアン「うん。チェンハンは愛の魔法使者に変身して私を助けてくれた。チェンハンは一番の友達だから、私は喜ばないといけないのに…。でも、私は変身できなくなっちゃった。つらいよぉ…」
ククル「アンアン…」
堪え切れず大声で泣きだすアンアン。
ククル「アンアン、泣くなよ。…ダメだ。女の涙が一番苦手だ。どうすりゃいいんだ」
すると、どこからか小さい男の子が現れ、アンアンの袖口をひっぱった。
ククル「どっから出てきたんだ、このガキは」
その子はまるでおもちゃを見つけたかのように、乱暴にククルの体を掴んだ。
ククル「ガキは女よりもっと苦手だ。おい、ガキ、早く離せ!オレ様はおもちゃじゃないぞ!王子!王子だ!わかってんのか、オマエ!」
ククルの言葉を気にも留めず、勢いよくククルを振り回す男の子。その姿に思わず笑みがこぼれるアンアン。
アンアン「もう、騒がないで。私はもう大丈夫。(男の子に向かって) きみは誰?もう日が沈むよ。迷子かな?」
アンアンの言葉に一度は首を横に振るも、少し考えた後に今度は首を縦に振った。
ククル「YESかNOかどっちなんだよ。オマエは口がきけないのか?」
アンアン「じゃあ、家まで送ってあげる」
 
場面は変わって、夕暮れの道を歩く三人。
アンアン「ごめんね。ククル」
ククル「なんだよ」
アンアン「心配かけちゃったね」
ククル「誰が心配なんかするかよ」
アンアン「自分でもどうしてかわからないけど、急に自分がいらない人間に思えてきちゃって…。えへへ」
ククル「アンアン、自分を信じろよ。オレたちはみんなオマエを信じてるんだからさ」
アンアン「うん。ありがとう。ククル」
ククル「最初はオレも役立たずだと思ってたさ。でも、オマエは本当にすごいよ」
アンアン「ククル。そんなこと言われたら、また泣きたくなっちゃう」
ククル「オマエは奇跡を起こし続けるだけじゃなく、みんなに奇跡ってあるんだって思わせるんだ」
 
(回想シーン)
囚われの身となったチェンハンを救うため、迷迭花精霊王・海洋之露と戦うアンアン。
アンアン「私は絶対に、絶対にあきらめない!」
ククル「アンアン、頑張れ…」
アンアン「私は絶対にあきめない、絶対に逃げない!私はここにいる。だって、チェンハンは私の一番の友達。チェンハンを救うためなら、私は何だってする。私は絶対にチェンハンを助け出す!」
 
そして、牡丹花精霊王・如意との戦い。
アンアン「私は花仙魔法使者、シア・アンアン!」
牡丹花精霊王「ふん。面白い」
ククル「やった!がんばれ、シア・アンアン」
アンアン「私は花の子。私には世界で一番美しい友情と愛がある。私は全ての困難と邪悪に打ち勝って、ラベル大陸に平和をもたらしてみせる。私は伝説の花仙魔法使者なんだから!」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
アンアン「ククル、感動しちゃった…」
ククル「オマエら女子はホントにめんどくせーな」
男の子に手を引っ張られ、いつの間にか花畑に来ていたことに気づくアンアン。そこは一面の勿忘草の花畑だった。
アンアン「わあ、すっごくきれい」
ククル「気持ちいいとこだな」
アンアン「きみのおうちは近くかな?あれ?どこ行っちゃった?」
ククル「アンアン、何探してんだ?」
アンアン「あの子、いなくなっちゃった」
ククル「え?おかしいな」
すると、勿忘草の花畑から花仙精霊王が現れた。
ククル「あ、精霊王。もしかしてコイツが…」
アンアン「勿忘草…」
迷の王子「フン!ならばどうした。こいつは私に捕らえられる運命なのだ」
アンアン「ま、迷の王子…」
突如現れた迷の王子タバスと黒薔薇男爵メリメに驚くアンアンだった。

【続く】