ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
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小花仙第2季第16集 燃香与画戟
【大雑把なあらすじ】
通学途中の公園で、含笑花のかぐわしい香りに魅せられるチェンハンとルル。その香りで、ルルは含笑花精霊王・燃香を思い出す。燃香には二人で一人とも言えるほど親しい親友がいる。それは緑菟葵精霊王の画戟。控えめで優しい燃香と冷静沈着な画戟。正反対の二人だが、お互いを想い、補い合う親友同士であった。
【花の法典】から解き放たれ、目を覚ました燃香はすぐに画戟を見つける。しかし、二人仲睦まじく過ごしているところを迷の王子タバスが襲撃。燃香をかばおうとした画戟はタバスの攻撃を受け、捕らえられてしまう。身動きのとれない画戟は燃香に早く逃げるように促す。そして、そこにアンアンたちが到着し戦いが始まる。互角の戦いを見せていた両者だったが、画戟の苦しむ姿に耐えられなくなった燃香は、画戟を負かして彼女を解放するようにアンアンに懇願。燃香の願いを受け入れ、必殺技“花仙の翼”で画戟を攻撃する。敗北した画戟は【精元】の姿に戻り、苦しみから解放された。しかし、彼女がタバスの手中に堕ちたことに変わりはない。アンアンは必ず画戟を救い出すことを約束し、燃香を再び【花の法典】へと封印した。
【日本語訳】
(ナレーション)
変身する能力を取り戻したシア・アンアンは、花仙精霊王たちを取り戻すべく、また新たな一歩を踏み出した。日常では小競り合いの絶えないアンアンとククルだが、それは決して仲が悪いからではなかった。そして、悪の勢力は彼女たちの身に一歩一歩と迫っていた。
含笑花(ガンショウゲ)の香りが漂う公園を通り、学校へ向かうチェンハンとルル。
ルル「いい香りだね」
チェンハン「うん。いい香りだね」
ルル「この香りはきっと含笑花だよ」
チェンハン「含笑花?」
ルル「含笑花はとってもいい香りでね、多くの著名人がその香りに魅せられて、詩や曲を作ってその素晴らしさを褒め称えたんだ」
チェンハン「わあ、見てみたいな」
ルル「…だけど、なんかおかしい感じがするんだよね」
チェンハン「なにが?」
ルル「ああ~!ククルより小っちゃくなってから、アイツみたいに馬鹿になっちゃったみたい。思い出せないよー!」
チェンハン「ルル、焦らないで。学校に行こう…ルル?」
ついてこないルルに呼びかけるチェンハン。
ルル「行こう♪」
二人が公園を去った後、含笑花の中から一人の精霊王が姿を現した。
場面は変わって放課後。下校するアンアンたち。
ルル「含笑花の話になると、ある精霊王がすぐに思い浮ぶんだよね」
チェンハン「うん?」
ルル「花仙国では、含笑花精霊王・燃香の話をすると、いつも緑菟葵精霊王・画戟のことを一緒に思い出すんだよ」
アンアン「どうして?」
ルル「含笑花の花言葉は控えめ、貞淑。緑菟葵の花言葉は棘、鋭さ」
チェンハン「正反対だね」
ルル「そうそう。だけど、彼女たちは大の親友なんだ。緑菟葵精霊王・画戟は冷静で理知的、含笑花精霊王・燃香は優しくて人を幸せな気持ちにさせる。そして、二人とも類まれなる医薬の才能を持ち、お互いに足りないところを補い合ってたんだ」
場面は変わって、さきほどの公園。
含笑花の側に咲いていた緑菟葵から現れた緑菟葵精霊王・画戟。二人は仲睦まじげに水を飲んでいる。その二人に悪の手が迫ろうとする。
黒薔薇男爵メリメ「だから片方を捕まえれば、同時にもう片方も捕まえられるということだ」
迷の王子タバス「暗黒魔神を証人とし、花仙魔法師タバスの名において汝に命令する」
いきなり現れ、燃香を攻撃するタバス。燃香をかばおうとした画戟は、タバスの攻撃をまともに食らってしまった。
タバス「封印締結、画戟! 」
タバスの攻撃を受けた画戟は身動きが取れない。
燃香「画戟!」
タバス「揺るぎない理性の持ち主だという噂は本当だな。友を救うために己を犠牲にするとは拍手喝采ものだな。ハハハハハ」
燃香「あ、あなたは伝説の…」
タバス「友情など、愚かの極み。観念しろ!」
捕らえられた画戟をさらに攻撃するタバス。画戟はもがき苦しむ。
燃香「画戟!」
画戟「燃香、早く逃げて!二人とも彼の手中に堕ちるわけにはいかない!」
燃香「でも、でも…」
タバス「尊い友情とは…。笑わせてくれる」
互いを思いやる燃香と画戟の気持ちをあざ笑うタバスとメリメ。
タバス「画戟、含笑花精霊王を捕らえろ」
画戟「…わかりました。王子殿下」
画戟の額に暗黒の紋章が浮かぶ。ついに彼女は闇に堕ちた。
(前回の回想シーン)
空を流れる光に精霊王の気配を感じたククル。
ククル「あれは…」
アンアン「どうしたの?ククル?」
ククル「アンアン、早く!花仙精霊王を見た気がする」
ルル「本当?ククル、確かなの?」
アンアン「ククルを信じる!チェンハン、早く!」
流れ星のような光を追いかけると、いつしか公園に着いた。
アンアン「ククル、この辺り?」
ククル「うん。おかしいな。どこ行ったんだ?」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(前回の回想シーンから、今回の画戟闇落ち後のシーンにつながる)
タバスの攻撃から身を守るため、木陰に身を隠していた燃香だが、誤って木から落ちてしまう。
アンアンは急いでその身を抱きとめる。
メリメ「フッ、またお前か、地球の庶民」
ククル「アンアン、チェンハン。早く変身しろ!」
アンアン「花仙魔法使者シア・アンアン、変身!花の精霊たちよ、勇気と使命を我に与えよ。愛、美、智の力よ、全ての美しきものを集めよ。魔法のパワー集結!」
チェンハン「愛の花仙魔法使者、変身!花の精霊たちよ、温もりと愛を我に与えよ。この想いよ届け、魔法のパワー集結!」
タバス「画戟!」
タバスは画戟にチェンハンを攻撃させる。
チェンハン「リン!リン!リン!愛の心よ、氷を溶かし、人々に温もりを与え、全ての美しい命を呼び覚ましなさい!」
チェンハンの愛の攻撃に包まれた画戟は、一時正気を取り戻した。
画戟「…燃香」
燃香「画戟!」
しかし、タバスから闇の力を注がれた画戟は、再び正気を失ってしまう。
ククル「アンアン、行け!」
燃香「やめて!お願い!画戟を傷つけないで!彼女はいい子なの!」
画戟を攻撃しようとするアンアンを慌てて止める燃香。
ククル「どけ!ヤツは悪に堕ちたんだ。攻撃しなけりゃ、オレたちがやられるぞ!」
燃香「でも、画戟は私を守ろうとして…」
画戟の攻撃がアンアンたちを襲う。
ククル「アンアン、よけろ!」
チェンハン「アンアン、気をつけて!」
自分の身を犠牲にしてアンアンを守ろうとするククル。
アンアン「ククル!」
画戟の攻撃がククルに襲いかかろうとしたその時、燃香は身を呈してククルを守り、そしてその力は画戟の攻撃をもはね返した。
ククル「なんだよ、含笑花精霊王もスゲエ強ェじゃん!」
ルル「彼女たちの属性は正反対。だから、緑菟葵精霊王に勝てるのは含笑王精霊王だけなんだ」
アンアン「ククル、ありがとう」
ククル「ヘヘヘ」
チェンハン「だから言ったじゃない。けんかばっかりしていても、ククルはいつもアンアンのことを気にかけているんだって」
ククル「フン!」
図星を突かれてへそを曲げるククル。
アンアン「怒らないでよ。私たちはいい友達じゃん。今日は帰ったら苺ケーキをご馳走するからさ」
燃香「画戟、私の一番大切な友達…。ごめんなさい、ごめんなさい」
アンアンとククルの友情を見て、親友の画戟を救えなかったことに涙する燃香。
画戟「く、苦しい…、ああっ!」
正気を取り戻しそうになるたびに、苦しみが画戟を襲う。
メリメ「王子、緑菟葵の意志の力はかなり強いようです」
タバス「フン!強ければ強いほど苦しむのだ」
苦しむ画戟を笑いながら見ているタバス。
燃香「花仙魔法使者、あなたの使命を果たして!これ以上、画戟を苦しめないで」
画戟の苦しむ姿に耐えられない燃香は涙ながらにアンアンにお願いする。
アンアン「花仙魔法使者よ、女神様の呼び声を聞き、精霊たちの聖歌に耳を傾けよ。花仙の翼!」
アンアンの攻撃は画戟を直撃。画戟は【精元】の姿に形を変え、苦しみから解放された。しかし、タバスの手に堕ちたことに変わりはない。
メリメ「いい気になるなよ、シア・アンアン。お前は永遠に【伝説の人】には勝てないのだ」
捨て台詞を残し、タバスたちは混沌の異世界へと帰って行った。
アンアン「ごめんなさい、燃香。画戟を迷の王子に取られてしまった。でも、私とチェンハン、それとククルで必ず助け出すから。だから、私を信じて」
一同「うん!」
燃香「わかったわ、花仙魔法使者」
アンアンの言葉を信じ、燃香は【花の法典】に戻ることを承諾した。
アンアン「偉大なる花神ププラ様を証人とし、花仙魔法使者の名をもって、あなたと契約を結びます!【燃香】!」
含笑花の精霊王【燃香】、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。
場面は変わって、アンアンの部屋。
真剣な表情でiPadで何かをしているククル。
ククル「ヘへ、よし!…女どものゲームはやっぱ難易度高いな」
ククルは得意げにiPadの画面をアンアンに見せる。
ククル「アンアン、見ろ、オマエの好きなゲームをダウンロードし直してやったぞ」
アンアン「わあ、ありがとう。ククル」
ククルからiPadを受け取り素直に喜ぶアンアン。しかし、画面に映っていたのは…。
ククル「どうってことねえよ。お姫様のドレスセット、オマエのためにゲットしてやったぞ」
得意げなククル。しかし、ククルの選んだドレスにアンアンの不満は大爆発。
アンアン「このバカ昆虫!なんだよ、このダサイ服!決闘だー!」
【続く】