小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第2期 第18話 先生、ありがとう!

 

ご注意!!

次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。

※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。

 

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小花仙第2季第18集 老师,谢谢您!

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【大雑把なあらすじ】

先生に日頃の感謝を伝える特別な日、教師節。ククルはサボってばかりで先生に迷惑をかけていた過去を深く反省していた。自分のせいでエドウィン先生は囚われの身となり、今はもう会えない。しかし、深く反省し、会いたいと強く願う心が藤の花の精霊王・御姫を呼び寄せた。しかし、そこに迷の王子・タバスが現れる。みんなを守るため、古霊仙族の栄誉にかけて勇敢にタバスたちと戦うククルだが、小さな体では到底太刀打ちできない。瀕死になりながら、先生に対する謝罪の言葉と、かつてダイ・ウェイウェイ先生が教えてくれた秘密の魔法の言葉を呟いた。すると、その言葉は先生たちの耳に届き、エドウィン先生が幻影となってククルの前に現れた。エドウィン先生の幻影はタバスたちに勝利、たとえ小さな体でも、古霊仙族の継承者としての誇りを失わずに勇敢に戦い抜いたククルに、アンアンたちは賞賛の言葉を送った。

 

そして、教師節当日。ダイ・ウェイウェイ先生が教室に入ると、教卓にはたくさんのプレゼントが。そして、その中の一つ、青い小箱を開けてみると…。

 

【日本語訳】

(ナレーション)

もうすぐ【先生の日】。クラスのみんなは日頃の感謝のしるしとして、ダイ・ウェイウェイ先生に特別なプレゼントを贈りたいと考えていた。アンアンたちと一緒にプレゼントを選びに来たククルだったが、サボってばかりで先生たちを悩ませていた過去を、ルルにひどく責められてしまう。(いたたまれずにその場から逃げ出したククルは)一人、藤の花の下で先生たちを想っていた。すると、その想いが紫の花の精霊王を引き寄せた。

 

(前回の回想シーン)

ルル「ククルのような生徒がいるなんて、ダイ・ウェイウェイも本当についてないね。それに恩知らずだから、先生たちがよくしてくれるのを当然のように思ってる。傲慢で役立たずのちび王子!」

 

ククル「もしできるのなら、エドウィン先生にオレの気持ちを伝えたい。エドウィン先生、会いたいよ…」

紫藤花精霊王「エドウィンが知ったらきっとすごく喜ぶわ」

ククル「そんなことないよ。オレは先生に恥をかかせただけだ…」

迷の王子タバス「その通りだ。古霊仙族の面汚し!」

ククル「迷の王子…」

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

迷の王子タバス「どうした?今日はお前だけか?地球の庶民はどうした」

ククル「何が言いたい?」

タバス「あの地球の庶民なら遊び相手にならないこともないが、お前ではな…」

ククル「オレなら何だって?」

タバス「今のお前はただの肉饅頭、たとえ黒魔法の呪いにかからずとも、私と戦う資格などないのだ。どけ、お前と無駄口を叩いている暇などない」

ククル「フン!お前はどんだけ自分が強いと思ってんだ。オレ様はお前なんか怖くないぞ」

タバス「ハハハ。笑わせてくれる。ならば、お望み通りお前とも遊んでやるとしよう。…扶桑!」

タバスに召喚されて、朱槿花(ハイビスカス)の精霊王・扶桑が現れる。

ククル「早く隠れろ!絶対にヤツに捕まるなよ」

紫藤花精霊王「ククル王子…」

ククル「フン!心配すんな。オレの先生はあのエドウィンだ!」

紫藤花精霊王を逃がして、一人でタバスに立ち向かうククル。

朱槿花精霊王・扶桑は手から蜘蛛の糸のようなものを出し、ククルを捕らえようとする。しかし、ククルはそれを華麗にかわす。

ククル「ヘヘ、このオレ様がそう簡単にやられるとでも思ったか。古霊仙ホリーアロー!」

ククルの必殺技が炸裂!したかのように見えたが…。

ククル「…あれ、なんでだよ」

攻撃は途中で威力を無くし、相手にダメージを負わせることはできなかった。

タバス「フン、もう終わりか?」

ククル「いい気になるなよ。ちょっと調子が出なかっただけだ。フン!」

タバス「扶桑、織天網!」

扶桑の攻撃が再びククルを襲う。

ククル「へへ!捕まんねーよ。ア!イテッ!」

攻撃をよけきれないククル。

ククル「古霊仙ディフェンス!」

防御魔法を発動するも、小さな体では太刀打ちできず、ククルは地面に打ちつけられた。

タバス「ラベル大陸最強の魔法師エドウィンにお前のような生徒がいるとは、全く大陸中の笑いものだな」

ククル「オ、オマエ…」

タバス「エドウィンに代わって、私がお前を鍛えてやろう」

 

アンアン、チェンハン「やめなさい!」

ククルを探しに来たアンアンとチェンハン。ククルを助けるために、急いで魔法少女へと変身する。

 

アンアン「花仙魔法使者シア・アンアン、変身!花の精霊たちよ、勇気と使命を我に与えよ。愛、美、智の力よ、全ての美しきものを集めよ。魔法のパワー集結!」

 

チェンハン「愛の花仙魔法使者、変身!花の精霊たちよ、温もりと愛を我に与えよ。この想いよ届け、魔法のパワー集結!」

 

アンアン「ククル、大丈夫?」

ククル「どうってことねぇよ」

アンアン「ククル…」

ククル「グズグズすんな、早くしろ!オレ様の家来がどんだけ強いかヤツに思い知らせてやれ!」

アンアン「誰がオマエの家来だ。このちび昆虫!」

タバス「ハハハ、馬鹿な奴らだ。扶桑、影術!」

アンアンとチェンハンの周りをゆっくりと回る扶桑。その幻影は次第に増えていき、どれが本体かわからなくなった。

チェンハン「なんでこんなにいっぱい!」

アンアン「一体どれが本物?」

チェンハン「わからない…」

扶桑の糸の攻撃に、必殺技で立ち向かうチェンハン。

 

チェンハン「リン!リン!リン!愛の心よ、氷を溶かし、人々に温もりを与え、全ての美しい命を呼び覚ましなさい!」

 

扶桑の糸がチェンハンの腕を捕らえる。

ルル「チェンハン!」

チェンハン「いけない!この糸、くっつくよ!」

扶桑の糸に捕らえられ、チェンハンは身動きが取れなくなる。

アンアン「チェンハン!」

チェンハン「アンアン、気をつけて!」

 

アンアン「花仙魔法使者よ、女神様の呼び声を聞き、精霊たちの聖歌に耳を傾けよ。花仙の翼!…あ!!」

 

必殺技を繰り出すも、扶桑の糸に捕らえられ、アンアンまでもが身動きが取れなくなってしった。

絶体絶命のアンアンとチェンハン。ククルは二人を守るため、小さな体で敵に立ち向かう。

ククル「チビになったからってそれが何だ。エドウィン先生は言ってた。正義のために戦うのなら、たとえ負けてもそれは栄誉なことだって」

アンアン「ククル…」

ククル「弱き者を助け、国民を愛し、故郷を守る。それがオレの生まれついての使命だ。オレはずっと駄目なままだったけど、先生たちに恥をかかせるような真似は絶対にしない。古霊仙族の栄誉のために、オレは徹底的に戦い抜く!」

タバス「ハハハ。感動的な誓いの言葉だな。しかし、強さこそがこの世で唯一の真理なのだ」

 

勇敢にタバスに立ち向かったククルだったが、力の差は歴然、タバスの攻撃に全く歯が立たずに小さな体は強く地面に叩きつけられた。

ククル「ダイ・ウェイウェイ先生、エドウィン先生。ごめんなさい…」

苦しみながら謝罪の言葉を呟くククル。そして、かつてダイ・ウェイウェイ先生に教えてもらった秘密の魔法をとなえる。

ククル「“ひそひそ おしゃべり 精霊のささやき”…先生、ありがとう」

 

ククルの言葉は青い光の玉に変わり、二人の先生の耳元に届いた。そして、その光の中から一人の精霊王が現れた。

アンアン、チェンハン「あれは?!」

ルル「紫藤花精霊王の御姬!」

タバス「チッ!紫藤花精霊王の【幻御影像術】が発動したか」

アンアン、チェンハン「あ!」

すると、アンアンたちの前にエドウィンの幻影が現れた。

タバス「エドウィン…!」

思いがけないエドウィンの出現に眉を顰めるタバス。

ルル「紫藤花精霊王の能力は、術を使う人の力を“その人が心に想う人の力”に変えることができるの。ククル、ついにやったね!」

 

エドウィン「烈焔の詩!」

エドウィンの幻影がタバスを攻撃する。

メリメ「王子!」

自分の身を盾にしてタバスを守るメリメ。エドウィンの攻撃は扶桑をも撃退した。

タバス「ククル、これで終わりだと思うなよ」

捨て台詞を残し、タバスたちは混沌の異世界へと帰って行った。そして、それを見届けたエドウィンの幻影は、口元に微かな笑みを浮かべながら消えていった。

 

アンアン「ククル、大丈夫?」

地面に横たわるククルを抱き起こす。

ククル「アンアン、オレたちは勝ったのか…?」

アンアン「うん。ククル、すごくカッコよかったよ」

ルル「王子、ごめんなさい。あんなこと言うべきじゃありませんでした。あなたは素晴らしい古霊仙族の継承者です」

ククル「オレが、素晴らしい…?」

うなずく一同。

紫藤花精霊王・御姬「エドウィンはきっとあなたのことを誇りに思っているわ。…私、紫藤花精霊王・御姬はあなたとの契約に同意します」

 

アンアン「偉大なる花神ププラ様を証人とし、花仙魔法使者の名をもって、あなたと契約を結びます!【御姬】!」

 

紫藤花の精霊王【御姬】、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。

 

場面は変わって、【先生の日】当日。

クラスメートÅ「早く!早く!もう来るよ」

クラスメートB「準備はできたか?」

クラスメートC「大丈夫、準備OKだよ。早く座って」

 

教室に入って来たダイ・ウェイウェイ先生は、教卓の上にたくさんのプレゼントを見つける。

先生「これは…」

クラス一同「先生の日、ありがとう!」

先生「みんな…」

ニーニ「先生、わたしたちはみんな先生にすごく感謝しています」

委員長「だからみんなで手分けして、先生が僕たちに教えてくださった工作やお菓子を作りました。これが僕たちからのプレゼントです」

アンアン「それと、クラスみんなで記念写真を撮りたいと思います」

クラス全員「先生、いつもありがとう!」

生徒たちの心のこもった言葉に、目に涙を浮かべる先生。そして、一つのプレゼントに気づく。

 

先生「これは…」

小箱に入ったプレゼント。先生が開けてみると、中には藤の花を象ったイヤリングと、ククルの魔法の言葉が入っていた。

 

ククル(先生、ありがとう…)

 

先生「うん…」

 

【続く】