小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第2季第43集 出撃!美の魔法少女の自信!

 

ご注意!!

次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。

※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。

 

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小花仙第2季第43集 出击!美丽魔女的自信!

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【大雑把なあらすじ】

花仙魔法使者シア・アンアンと迷の王子タバスの最後の戦いが始まった。タバスから出された条件は一時間以内に【魔輪の眼】の中心まで来ることだった

 

最初の敵は鳳仙花の精霊王・君上卿、勝負の方法はチェス。アンアンたちを先に行かせることを条件に、シューシンは一人でこの戦いに臨んだ。しかし、君上卿の圧倒的な強さの前にシューシンはなす術がない。それどころか体が麻痺していくのを感じる。この勝負では、敗者は石の像に変わり、この世界に永遠に留まるという罰が課せられていたのだ。しかし、シューシンは最後まで勝負をあきらめなかった。実はシューシンはチェスをしたのはこれが初めてで、以前にチェスの基本ルールを少し見ただけだったのだ。その事実に驚いた君上卿がこの勝負を受けた理由を尋ねると、シューシンは時間を稼ぐためだと答えた。タバスが与えた時間の猶予はたったの一時間。だから自分一人でこの勝負を受けて、アンアンたちを先に行かせたのだ。仲間のために自分を犠牲にしたことに驚く君上卿にシューシンは言う。これは犠牲ではない、アンアンは絶対に勝つと。シューシンの勇気に拍手を送る君上卿だったが、シューシンは既に石の像へと変わっていた。

 

次の戦いの相手は秋麒麟草の精霊王・諦聴。彼の前では、絶対的な自信を持つ者でなければ自分を見失ってしまうという。そのため、アンアンとチェンハンは自信を失い、戦意を喪失していた。諦聴の前で自信を失わなかったのはイートンただ一人。次は音楽を使った勝負だった。

 

【日本語訳】

(41話の回想シーン)

暗黒魔神とヤージャに急かされ、花仙魔法使者との戦いにけりをつけることにした迷の王子タバス。自分が契約した全ての精霊王たちを召喚する。

 

(42話の回想シーン)

最初の敵は鳳仙花の精霊王・君上卿。勝負の方法はチェス。シューシンは自分がこの勝負を受けるかわりに、アンアンたちを先に行かせるよう君上卿に頼んだ。君上卿はシューシンの願いを聞き入れ、二人だけの勝負が始まった。君上卿の圧倒的な強さの前になす術もないシューシン。それどころか体が麻痺していくのを感じる。シューシンが足元を見ると、足が石に変わっていた。この勝負では、敗者は石の像に変わり、この世界に永遠に留まるという罰が課せられていたのだ。

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

君上卿「智の少女よ、あなたは本当にしぶといわね。負けを認めなさい。勝てないことなどとっくにわかっているでしょう?」

シューシンの体は既に腰のあたりまで石に変わっていた。

シューシン「出でよ、クイーン!」

それでもシューシンは戦いを放棄しなかった。

 

(42話の回想シーン)

シューシンを一人残し、次の戦いに臨むアンアンたち。決戦の場所は宙に浮いた小さな島。アンアンたちが立っている島以外にも、たくさんの小さな島が宙に浮いていた。しかし、戦いの相手は声はすれども姿は見えなかった。

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

チェンハン「見て!」

イートン「すごい!きれいな音!」

空からたくさんの星が降ってきた。そして、その星たちは地面に落ちると音楽を奏で始めた。最初は喜んでいたアンアンたちだったが、その音を聞くうちに様子がおかしくなってきた。

アンアン「すごく神聖で…。でも、なんか心が苦しくなってきた…」

チェンハン「私もなんだか心細くなってきた…。どうして…」

イートン「え?みんな大丈夫?」

音を聞いても平気なのはイートン一人だった。

イートン「フン!絶対あいつの仕業ね!」

降ってくる星々に必殺技を放つイートン。強い光が一面を包んだかと思うと、ついに声の主が姿を現した。

イートン「やっと出て来たね!」

麒麟花の精霊王・諦聴「私は秋麒麟花の精霊王・諦聴」

 

場面は変わって混沌の異世界

アンアンたちの戦いを、魔法の鏡から見ている迷の王子タバス。

タバス「光の属性の秋麒麟花精霊王・諦聴。花言葉は輝き。彼の前では、自信と確固たる強さのない者は、劣等感に苛まされたあげく自分を見失うことになる」

 

場面は変わって、秋麒麟花の精霊王・諦聴にタンカを切るイートン

イートン「この戦いのルールを言いな!」

アンアン「諦聴さん、私たち…」

アンアン(私どうしちゃったの…。どうしてこんなに心がざわつくの…)

チェンハン「仲間を救いに行かないといけないのに…。自分が役立たずのように思えてきた…。一体どうしちゃったの」

諦聴に自信を奪われたアンアンたちはすっかり戦意を喪失していた。自信を失わなかったのはイートンただ一人だけだった。

イートン「私たちの時間を無駄にしないで!早くこの戦いのルールを言いなよ!」

諦聴「すばらしい。面白い娘だ」

イートン「何だって?!」

諦聴「君は自分に絶大な自信をもっているね。ならば、私の“光の洗礼”を受けてもらおうか」

イートン「“光の洗礼”?何をすれば勝ちなの!」

諦聴「フフ。そんなに慌てないで。君は音楽は好きかな?」

アンアン、チェンハン、イートン「音楽…?」

 

場面は変わって、シューシンと君上卿の戦い。

君上卿のクイーンがシューシンのクイーンを撃破。だんだんと石に変わっていく体で、それでもシューシンはあきらめずに戦っていた。

君上卿「あなたには知恵があるようだけど、賭け事は得意ではないようね。自分の力を過信したのが失敗だったわね」

シューシン「そんなの当たり前じゃない。チェスをするのは初めてなんだから…」

君上卿「今なんて…?」

シューシン「前に基本ルールを少し見ただけなの」

君上卿「ならば何故この勝負を受けたの…?」

シューシンの言葉に動揺を隠せない君上卿。

シューシン「アンアンのために時間を稼がないといけないから…。全員がここに残っても仕方ないでしょ?迷の王子は一時間しか猶予をくれなかったんだから…」

君上卿「最初から自分を犠牲にするつもりで…」

シューシン「アンアンは勝つわ。だから犠牲なんかじゃない。これは正真正銘の賭け。私はあなたとの勝負には負けたけれど、欲しいものは勝ち取ったわ」

君上卿「見事だわ、智の花仙魔法使者よ。あなたは仲間のために、勝利への希望を勝ち取ったのね」

 

シューシンの勇気に拍手を送る君上卿。しかし、シューシンの体は既に石の像へと変わっていた。

 

 

【続く】