小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第1季第30集 謎の人物現る!

ご注意!!

次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。

※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。

上海淘米公式youtube

小花仙第1季第30集 神秘人出现!

https://youtu.be/5k5L_naniMg?si=ndxom1NGGsBAMt_T

 

【大雑把なあらすじ】

クラスのレクリエーションで蓮の花を見に来たアンアンたち。しかし、あいにく霧が立ち始め、みんなはボートを降りなくてはならなかった。しかし、ルシオの姿が見当たらない。この霧が精霊王の仕業だと睨んだアンアンは、精霊王とルシオを探すために再びボートに乗り込んだ。

濃い霧の中、やっと蓮の花の精霊王を見つけたアンアン。しかし、ゲットするにも彼女の名前がわからない。昨日見た図鑑の中からあてずっぽうに名前を呼んでいると、そのうちの一つが精霊王の名前だった。しかし、精霊王はアンアンの力を認めずに攻撃してきた。精霊王に押されっぱなしのアンアンだったが、いきなり湖が一面の炎に包まれた。他に「誰か」がいるのだ。その隙に精霊王をゲットしたアンアンたち。しかし、その「誰か」が言った。これからが試練の道だと…。

 

【日本語訳】

(過去のシーン。古霊仙地を歩く幼いククルとエドウィン。)

ククル「エドウィン先生、女神様のパーティーに行くけど先生も一緒に行く?」

エドウィン「調べないといけない資料があるからまたの機会に」

ククル「じゃあ、明日のファッションショーには行く?」

エドウィン「人の多いところは嫌いだ。ダイ・ウェイウェイと行きなさい」

ククル「エドウィン先生はほんとに人付き合いが悪いなあ」

 

(場面は変わって現在、女神座公園の湖。)

アンアン「なんか変な感じがする。近くに花精霊がいるのかも」

ククル「かもな。でも、他によく知った気配を感じる」

チェンハン「どういう意味?」

ククル「この感じ、ある人を思い出させるんだ」

アンアン「誰?」

ククル「オレの先生だ。なんでも知ってるスゲー人なんだけど、近寄りがたくてさ。いつも人と距離をとってるんだ」

アンアン「ルシオみたいだね」

チェンハン「アンアン、霧が濃くなってきたよ」

ククル「この霧、なんか変だぞ」

アンアン「クラスのみんなは大丈夫かな」

すると、岸の上からダイ・ウェイ先生の呼ぶ声がした。

ダイ・ウェイ先生「皆さん、慌てないで!岸に上がったらその場を動かないでください」

先生の呼びかけに応じ、アンアンたちは岸に近づいた。

ダイ・ウェイ先生「アンアンさんたちも早く岸に上がって」

アンアン「ダイ・ウェイ先生」

公園の園内放送「花港小学校4年1組の皆さん、早く岸に上がってください。繰り返します。早く岸に上がってください」

園内放送を聞いて、アンアンたちは安心した。

ダイ・ウェイ先生「今から点呼を取ります。ニーニさん」

ニーニ「はい!」

ダイ・ウェイ先生「ニックさん」

ニック「はい!」

ダイ・ウェイ先生「ルシオさん。ルシオさん!」

アンアン「ルシオはまだ戻ってないのかな?」

委員長「噂で聞いたんだけど、最近仙女座公園に怪獣が出たんだって。その怪獣は霧とともにひっそり現れて…」

ニーニ「こわ〜い!」

委員長「あはは。嘘だよ。子供たちを早く家に帰らせるための嘘だよ」

ニーニ「でも、霧の中に変なものがいるような気がする」

アンアン「チェンハン、ルシオは怪獣にさらわれたんじゃないよね?」

チェンハン「アンアン、怪獣なんていないよ」

ククル「この霧とその怪獣は花精霊の仕業かもしれないぞ」

チェンハン「ルシオが心配だね。ちゃんと岸に上がったかな」

アンアン「チェンハン、ククルの言う通りだよ。これは花精霊の仕業だよ。ルシオを助けるにはその花精霊をゲットしないと」

チェンハン「アンアン、気をつけて」

アンアンはクラスメイトたちの目を盗んでボートに乗り込んだ。

ククル「アンアン、オレたち元の場所をぐるぐる回ってるような気がしないか?」

アンアン「わからない。霧がひどすぎて、どっちがどっちの方向かもわからないよ。花精霊がどこにいるかわかる?」

ククル「わからない。でもヤツはずっと動き回ってるみたいだ」

するといきなり風が強く吹き始めた。

アンアン「ククル、なんか変な声が聞こえなかった?もしかして怪獣?」

ククル「まさか…」

アンアン「うわーん、何者?!本当に怪獣?」

ククル「アンアン、早くボートを動かせ!ここから離れるんだ!」

アンアンは急いでボートを動かした。しかし、その勢いでククルは湖に落ちてしまった。

アンアン「ククル!」

ククルは無事だった。

ククル「アンアン、危険だ。早く変身しろ!」

アンアン「花仙魔法使者シア・アンアン、変身!愛、美、智のパワー集結!胡蝶花精霊王・飛!」

アンアンは胡蝶花精霊王・飛の力を宿した姿に変身した。

ククル「見ろ、誰かいるぞ!」

アンアン「ルシオかな」

ククル「違う。スゲー強い花精霊の気配がする。ルシオじゃない」

アンアン「追いかけよう」

ククル「アンアン、この霧を魔法で吹き飛ばせるか?」

アンアン「うん!」

アンアンが魔法で霧を吹き飛ばすと、そこには大きな蓮の花が咲いていた。

アンアン「大きな蓮の花」

ククル「絶対に蓮の花の精霊王の仕業だ」

アンアン「蓮の花の精霊さん、早く私のクラスメイトを返して!」

蓮花精霊王「クラスメイトって誰?」

アンアン「ルシオです。一人でボートに乗ってる男子を見なかった?」

蓮花精霊王「うふふ。私に勝ったら返してあげる」

そう言って、精霊王は攻撃してきた。攻撃を受けたアンアンは湖に落ちてしまった。

ククル「アンアン!」

アンアン「ククル、気をつけて!」

蓮花精霊王の攻撃を受けて、今度はククルが湖に落ちた。

ククル「アンアン、早くいい方法を考えろ」

アンアン「でも、彼女の名前を知らないよ。それにすごく強いし」

ククル「昨日、植物図鑑を見てただろ。蓮の花の別名がたくさん書いてあっただろ!」

アンアン「忘れちゃったよ」

ククル「覚えているやつを言ってみろ!」

アンアン「ええと、蓮花、水芙蓉、藕花…。あとは玉環、玉芝…」

すると、湖の中から再び蓮花精霊王が現れた。

蓮花精霊王「フン!まぐれ当たりね。あんたは弱すぎる。あんたなんかと契約しないわ。強くなったらまたおいで」

アンアン「私にはたくさんの必殺技があるんだから!まだ出してないだけ。私は強いよ!」

アンアンが言い終わるやいなや、精霊王は再び攻撃してきた。大きな波がアンアンたちを襲い、アンアンは溺れかけた。

アンアン「どうしよう。苦しい…。ククル、ククル!」

アンアンはどうにか水面に顔を出した。

アンアン「なんてことするの?!ククルは古霊仙族唯一の王子だよ。あんなに小さいのに危ないじゃない!」

蓮花精霊王「フン!役立たずの王子なんかいらないわ」

アンアン「なんてこと言うの!」

?「烈焰の詩!」

その時、男性の声が響き渡り、湖は一面の炎に包まれた。

アンアン「いきなり火が!」

蓮花精霊王「誰なの?!」

アンアン「なんで湖の上で火が燃えてるの?」

ククル「ソイツの魔法の力がすごいからだ。火を操ってやがる」

アンアン「ククル、無事だったんだね。よかった」

蓮花精霊王「(炎に向かって)あんたは一体誰なの?!」

?「フハハハハ…」

蓮花精霊王「熱い!」

ククル「この力は花仙国の力だ。ヤツは一体誰なんだ」

アンアン「花仙国の力?」

ククル「もしかしてヤージャ…」

蓮花精霊王「フン!私の湖で火を使うなんて」

アンアン「私の出番だ!」

アンアンの必殺技が炸裂し、蓮花精霊王は身動きが取れなくなった。

ククル「アンアン、今だ!」

アンアン「偉大なる花神ププラ様を証人とし、花の法典の所有者の名をもって貴女と契約を結びます。【玉芝】!」

蓮の花の精霊王【玉芝】、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。

 

?「まさか先を越されるとは」

先ほどの男性の声が再び響き渡った。

ククル「オマエはヤージャの手先か?!姿を見せろ!オマエなんか怖くないぞ!」

?「フハハハハ。お前のような子供など、私が手を下すまでもない。花仙魔法使者シア・アンアン、この先は試練の道だ。せいぜい頑張るがいい。フハハハハハハ…」

アンアン「試練の道、どういう意味だろう…」

ククル「オレ様は古霊仙族の王子ククル様だ!オマエなんか怖くないぞ!」

アンアン「ククル」

?「僕なんか怖くないって?」

アンアンが振り返ると、ボートに乗ったルシオが近づいてきた。

アンアン「ルシオ!無事だったんだね。よかった」

ルシオ「アンアンだったんだね」

近くまで来て、アンアンだと気づいたようだった。

アンアン「みんながルシオのこと心配してるよ。早く戻ろう」

ルシオ「うん」

 

(場面は変わって岸の上。ダイ・ウェイ先生にこっぴとく叱られるアンアン)

ダイ・ウェイ先生「シア・アンアンさん、どうして一人で危険なことをしたの?今後は先生の許可なしにこんなことをしてはいけませんよ」

ルシオ「花仙魔法使者シア・アンアン…」 ルシオは意味ありげな笑みを浮かべてアンアンを見ていた。

 

【続く】