ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
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小花仙第1季第14集 心中的光明
【大雑把なあらすじ】
授業で作ったプリンをワンクーお兄さんにプレゼントしようと思ったものの、お兄さんが喜んでくれるかアンアンは心配だった。ルシオのアドバイスで花占いをしてみたが、占いに夢中になるあまり、雛菊精霊王マーガレットの術中に陥ってしまった。
マーガレットの見せる幻影の迷路を彷徨い続けるアンアンたち。チェンハンは弱音を吐くアンアンを慰め、お腹の空いたアンアンに自分のプリンを差し出した。自分が一番好きな人はアンアンだから、このプリンはアンアンに食べて欲しいと。チェンハンの想いに感動したアンアンは元気を取り戻したが、ルシオの策略でチェンハンたちと離れ離れになってしまう。再び元気をなくしたアンアンだったが、そのとき心の中でママの声を聞く。その声は言う、心の中の光に従いなさいと。その言葉に勇気づけられたアンアンは臆することなく迷路を進み、ついには雛菊精霊王マーガレットに認められ契約を結ぶことに成功した。
【日本語訳】
(ナレーション)
アンアンのクラスに美人教師がやって来た。彼女の授業でプリンを作ったアンアンは、それをワンクーお兄さんにプレゼントしようとする。お兄さんに喜んでもらえるか心配なアンアンは、マーガレットで花占いをしてみたが、いつしか雛菊精霊王マーガレットの術中に陥り…。
雛菊精霊王マーガレットの迷路をさまようアンアンたち。
アンアン「なんかまたスタート地点に戻ってきた気がする」
チェンハン「本当に戻ってきたみたいだよ。おかしいな。片手を迷路の壁にあてて進めば、最後は出口に出られるって本で読んだんだけど」
アンアン「ククルは全知全能の王子じゃなかったの?早くなんとかしてよ!」
そう言ってアンアンはククルの体を掴んで揺さぶった。
ククル「手を離せ!よけいに目が回るだろ」
チェンハン「迷路の全体像もわからないし」
アンアン「そうだ!」
何かを思いついたアンアンは、胡蝶花精霊王琼の姿に変身した。
アンアン「どこが出口か上から見てみるよ」
迷路の全体像を確かめるため、アンアンは空に向かって飛んでいった。しかし迷路の壁はアンアンが飛ぶより高くなっていき、上から迷路の全体像を見ることはできなかった。
アンアン「目が回る〜」
迷路に振り回されたアンアンは目を回してしまった。
チェンハン「上から出口を探すのは無理みたいだね」
アンアン「雛菊精霊王の試験は厳しすぎるよ」
ククル「あー!はらへったー!」
(場面は変わって、また迷路をさまようアンアンたち。)
アンアン「どうしよう、また分かれ道だ。右かな、左かな」
チェンハン「アンアン、落ち着いて。きっと出られるよ」
アンアン「うわ〜ん、空が暗くなってきた」
(場面は変わって、迷路に入るルシオと彼の使い魔、窮奇。)
ルシオ「雛菊精霊王の試験は本当に厳しいようだ」
窮奇「ご主人、我々はどうしましょう」
ルシオ「もうじき暗くなる。今彼らは3人でいるだろうが、もしバラバラになったらどうなるか…」
窮奇「わかりました。ご主人」
そう言って窮奇はどこかへ走り去った。
ルシオ「ククル王子、シア・アンアン。君たちの実力を見せてもらおう」
(場面は変わって、迷路に座り込むアンアンたち。)
ククル「う〜、ハラへったー!ハラがへりすぎて飛べねーよ。マーガレットめ、好き勝手やりやがって。オレ様は古霊仙族の王子だぞ。オマエが敵う相手じゃねーぞ。ああー!ハラへったー!…そうだ。アンアン、オマエプリン持ってたな?」
アンアン「私のプリンは不味いんじゃなかったの?」
ククル「オレ様がこんなところで死ぬ訳にはいかないだろ!」
駄々をこねるククルにため息をつき、アンアンはリュックの中からプリンを取り出した。
アンアン「あげる。本当はパパにあげるはずだったけど」
ククルはアンアンからプリンを受け取り、一瞬でたいらげた。
ククル「オマエのハラも鳴ってるぞ」
空腹に気づき、アンアンはもう一つのプリンのことを思い出した。
アンアン(ダメダメ。これはワンクーお兄ちゃんにあげるんだから)
するとチェンハンがアンアンに自分のプリンを差し出した。
チェンハン「アンアン、これ食べて」
アンアン「これはおじいちゃんのために作ったプリンじゃん」
チェンハン「いいの。ダイ・ウェイ先生が言ってたでしょ?一番好きな人にあげなさいって。私の一番好きな人はアンアンだよ」
チェンハンの言葉に涙ぐむアンアン。
アンアン「チェンハン、一緒に食べようか」
チェンハン「うん。…アンアン、大丈夫だよ。ダイ・ウェイ先生が言ってたじゃない、自分を信じれば成功するって。一緒にここから出よう」
アンアン「うん」
(場面は変わって迷路の外。マーガレットの庭園の付近を歩くダイ・ウェイウェイ。)
ダイ・ウェイ先生「空が暗くなってきたわ。家に帰れなくなったらまずいわね」
(場面は変わって迷路の中。さまよい続けるアンアンたち。)
アンアン「また行き止まりだ」
ククル「マーガレット、出てこい!オレ様は古霊仙族の王子だぞ!オレ様の命令に従え!」
アンアン「うるさい!」
その時、何かがアンアンたちの目の前をよぎった。
チェンハン「アンアン、今の何?」
アンアン「追いかけよう!」
追いかけるのに夢中になったアンアンはククルたちとはぐれてしまった。
アンアン「チェンハン、ククル!…どうしよう」
二人とはぐれたアンアンは一人で迷路をさまよい歩いた。
アンアン「(ママにもらった椿のペンダントに向かって)怖いよ、ママ」
その時、迷路の向こうに何かの影が見えた。
アンアン「怖くない、怖くない、怖くなんかない!」
勇気を振りしぼり、その影めがけてリュックを投げつけた。リュックは影に命中したが、影の正体はククルだった。
アンアン「ククル、大丈夫?!」
ククル「たくさん星が見える〜」
アンアン「ごめん!わざとじゃないよ。二人がいなくなったから怖くなっちゃって…。ククル…」
ククル「オマエ足が速すぎるんだよ。追いつけなくてチェンハンともはぐれちまった」
アンアン「ごめん、私のせいだ…。チェンハン…。どうしよう」
ククル「泣くな。チェンハンはきっと大丈夫だ」
アンアン「全部私のせいだ…」
ククル「女はすぐに泣くよな。もう泣くな。オレが小さい頃にさ、エドウイン先生とダイ・ウェイウェイ先生とケンカしてさ、古霊仙境の森で迷子になったことがあるんだ。帰り道がわからなくなってめちゃくちゃ焦ったよ。先生たちが迎えに来てくれるかもわからないしさ。オレは先生たちに迷惑ばかりかけていたから…」
アンアン「それから?」
ククル「森の中をさまよい歩いたけど、一向に出口は見つからなくてさ。もう駄目かと思ったけど、オレ様は泣かなかった」
アンアン「出口を見つけられたの?」
ククル「当たり前だろ。オレ様は王子だからな。もう諦めかけたとき、ダイ・ウェイウェイ先生の声が聞こえたような気がしたんだ」
アンアン「心の中の光に従いなさい」
ククル「そうだ。なんでオマエ知ってんだ?」
アンアン「わからない。でも、誰かの声が聞こえたの」
その時、アンアンの脳裏にママの姿がよぎった。
アンアン「ククル、行こう!」
ククル「どこ行く気だ?」
アンアン「心の中の光の方に!…花仙魔法使者シア・アンアン、変身!愛、美、智のパワー集結!琼!」
勇気を取り戻したアンアンは、恐れることなく迷路の中を進んだ。そして、ついに雛菊精霊王マーガレットを探し当てた。
雛菊精霊王マーガレット「信念と勇気さえあれば、どんな困難だって心の幻影に過ぎないことに気づくはず。魔法使者シア・アンアン、私はあなたを認めましょう」
アンアン「偉大なる花神ププラ様を証人とし、花仙魔法使者の名をもって、あなたと契約を結びます!【マーガレット】!」
雛菊の精霊王【マーガレット】、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。
(場面は変わってマーガレットの庭園の外。日はすっかり暮れている。)
チェンハン「アンアン!アンアン!」
アンアンが庭園の外で座り込んでいると、向こうからチェンハンが走って来た。
アンアン「チェンハン!」
チェンハン「心配かけてごめんね」
アンアン「よかった。チェンハンが無事ならいいよ」
チェンハン「あはは。アンアン、私たちはマーガレットを探してただけじゃない。何かあるわけないよ」
アンアン「えっ、チェンハン、私たち今さっき…」
ダイ・ウェイウェイ「今さっき、どうしたの?」
アンアン「ダイ・ウェイ先生、どうしてこんなところにいるの?」
チェンハン「振り返ったら光が見えたので、その方向を目指して進んだんです。ダイ・ウェイ先生の懐中電灯だったんですね」
ダイ・ウェイ先生「うふふ。花港市に来たばかりだから道に迷っちゃったみたい。先生を送ってもらってもいい?」
アンアン、チェンハン「はい!」
(場面は変わってアンアンの部屋。)
アンアン「ククル!最後の1個のプリンを食べたね!ワンクーお兄ちゃんにあげる分だったのに!」
ククル「うっめー!」
アンアン「今すぐ吐き出せ!」
ククル「オレ様を掴むな!」
(場面は変わってアンアン家の前。)
窮奇「ご主人、申し訳ごさいません。任務失敗しました」
ルシオ「いいや、よくやってくれた。事態は面白い方向に進みだした。シア・アンアン、君がどう出るか楽しみにしてるよ」
【続く】