小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第2季第49集 希望

 

ご注意!!

次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。

※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。

 

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小花仙第2季 第49集 希望

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【大雑把なあらすじ】

迷の王子タバスとの最終決戦から逃げたアンアンは花港市に戻っていた。しかし、後悔からか、仲間たちの幻ばかり見ていた。

 

アンアンが道で一人泣いていると、そこにパパが迎えに来た。自分のせいで仲間を犠牲にしてしまったことを嘆くアンアンを、パパは優しく慰める。アンアンは花の子だ。そして僕たちみんなの希望だ。絶対に希望を捨ててはいけない、と。そして、「ラベル大陸の戦いが始まるようだ」と呟くように言った。思いもよらぬ言葉に、アンアンは驚いたようにパパの顔を見つめた。

 

【日本語訳】

誰もいない教室で、席に座って溜息をつくアンアン。ふと前を見ると、そこにはダイ・ウェイウェイ先生がいた。

アンアン「ダイ・ウェイウェイ先生、どうして…」

ルシオ(エドウィン)「ダイ・ウェイウェイ先生がどうしたって?」

アンアン「ルシオ?!なんでここにいるの?ダイ・ウェイウェイ先生と一緒にラベル大陸に帰ったんじゃなかったの?」

ルシオ「シア・アンアン、何を言ってるんだい?もうすぐ授業が始まる。ちゃんとしないといけないよ」

アンアン「授業?でも、今は冬休みじゃ…」

 

アンアンが教室を見渡すと、そこにはクラスメイトたちがいた。みんな楽しそうに笑っている。そして、そこにはチェンハンもいた。

チェンハン「うふふ。アンアン、またぼんやりして。ちゃんとしないとだめだよ(笑)」

アンアン「本当にチェンハンなの?私はてっきり…」

チェンハン「どうしたの?」

アンアン「てっきり嫌われちゃったと思ってた。だって…」

チェンハン「そんなことあるわけないよ。アンアンは私の一番大切な友達だもん。ずっと私の一番の…」

嬉しさのあまりチェンハンに抱き着くアンアン。しかし、チェンハンは幻のように消えていった。

アンアン「チェンハン!」

そして、クラスメイトたちも次々と消えていき、アンアンは一人になった。

 

場面は変わって、初めてイートンと出会ったコンクール会場。

ステージの上ではイートンがあのときの歌を歌っている。思わずステージに駆け寄るアンアン。

 

歌い終わったイートンはマイクを手に話し始めた。

イートン「今日は私の人生で一番素晴らしい日です。この世界で一番大切な宝物を見つけたから…。それは友達です。…チェンハン!」

舞台のそでから現れたチェンハンを抱きしめるイートン

イートン「そしてもう一人、シア・アンアン!」

舞台の上からイートンとチェンハンが微笑みかけてくる。

アンアン「イートン…」

差し伸べられた手を掴もうとしたその時、イートンとチェンハンの幻は消えていった。

 

場面は変わって、シューシンに初めて出会ったカフェ。

アンアンは外から店内の様子を覗いている。

アンアン「シューシン…」

店の中でシューシン、イートン、チェンハンの幻が楽しそうに話をしている。そして、そこには自分の幻もいた。

 

カフェの店員「お嬢ちゃん、何か用かな?」

アンアンが再び店内をのぞき込むと、そこには誰もいなかった。

アンアン「ううん。何でもない」

カフェの店員「でも…」

アンアンは悲しみに耐えきれず、その場から逃げ出した。

 

アンアンは泣きながら走っていた。そして、迷の王子タバスとの戦いを思い出していた。

 

(前回の回想シーン)

アンアン「チェンハン、イートン、シューシンたちが私を待ってるの」

タバス「奴らはお前の犠牲になったのだ。違うか?」

アンアン「違う!私は友達を犠牲になんかしない!変なこと言わないで!」

タバス「勝利のために、お前のために、奴らは自分を犠牲にしたのだ」

 

ククル「アンアン、がん…ばれ…」

アンアン「ククル、しっかり!」

ククル「だめだ、アンアン…。奴の言うことを聞くな…!」

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

ククルを抱きしめ、道端に座り込んでアンアンは泣きじゃくった。そこにアンアンのパパがやって来た。

アンアン「パパ…、パパ…!」

パパ「アンアン…」

アンアン「パパ!私がチェンハンたちを…。椿(チュン)を、ククルを…。みんなを…!」

パパ「アンアンは花の子だ。そして僕たちみんなの希望だ」

アンアン「それ…、ママも言ってた…」

パパ「アンアン、絶対に希望を捨ててはいけないよ」

アンアン「うん!」

パパに励まされ、アンアンに笑顔が戻った。

 

パパ「どうやらラベル大陸の戦いが始まるようだ…」

思いもよらぬ言葉に、アンアンは不安そうな表情でパパを見つめた。

 

 

【続く】