小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第2季 第48集 窮地

 

ご注意!!

次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。

※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。

 

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小花仙第2季第48集 绝境

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【大雑把なあらすじ】

迷の王子タバスとの最終決戦の地にたどり着いたアンアン。しかし、そこで待ち受けていたのは強制闇落ちさせられた花仙魔法使者たちだった。タバスに操られ、アンアンを攻撃してくる仲間たち。仲間を傷つけたくないアンアンは、彼女たちの攻撃を防ぐだけで精一杯だった。そして、ククルを人質にし、花の法典を寄こすようタバスが迫ってきた。ククルを助けるため、アンアンは仕方なくその要求に従った。

 

タバスが花の法典と契約しようとしたその時、アンアンの守護精霊である椿(チュン)が姿を現した。“花の法典の始まりの精霊王”である椿は、タバスを花の法典の所有者として認めなかったのだ。椿の拒絶に怒ったタバスは椿を攻撃、椿の苦しむ姿を見たアンアンは、耐えきれずに戦いを放棄してしまった。そして、アンアンは混沌の異世界から自分の部屋に戻って来た。

 

【日本語訳】

(ナレーション)

三人の花仙精霊王との熾烈な戦いを経て、仲間たちの希望を背負い、シア・アンアンはついに迷の王子の待つ最後の異世界へやって来た。しかし、そこで彼女を待ち受けていたものは…。

 

迷の王子タバス「奴らが恋しいようだから、お前のためにプレゼントを用意した。出て来い!愛、美、智の暗黒の魔女たち!」

アンアン「うそ…、どうして…」

アンアンは目を疑った。目の前に現れたのは、タバスによって強制闇落ちさせられた仲間たちだったからだ。

タバス「どうした?こいつらの顔を忘れたか?お前の大切な友達だろう?違うのか?」

アンアン「みんな…、みんなどうしちゃったの…?シューシン、イートン、チェンハン…!私だ、全部私のせいだ!」

変わり果てた仲間の姿を見て、涙が止まらないアンアン。

タバス「その通りだ。全てお前のせいだ!何の取り柄もない地球の庶民!」

アンアン「うわあっ!」

闇落ちしたチェンハンが攻撃してきた。アンアンは咄嗟によけたが、その衝撃で体が地面に叩きつけられた。

タバス「立て!戦わないのか?」

立ち上がる間もなく、イートンの攻撃がアンアンを襲う。

アンアン「あああ!」

タバス「フン、なぜ立ち上がらない?伝説の運命の人よ」

シューシンがアンアンを攻撃しようとしたその時、どこからかククルの声が聞こえてきた。

 

ククル「アンアン、がん…ばれ…」

アンアン「ククル!」

シューシンの攻撃をなんとか防ぎ切ったアンアン。すると、タバスに囚われたククルが姿を現した。

ククル「アン…アン」

アンアン「ククル、しっかり!」

タバス「他の奴のことを気にしている余裕があるのか?自分のことだけ気にしていろ。【花の法典】をよこせ!」

アンアン「いや!ククルやみんなと約束したの。ラベル大陸を救う、邪悪な闇を追い払うって。だから絶対に花の法典は渡さない!」

タバス「地獄の門が口を開いてお前を待っている。フン!面白い」

そう言うと、タバスは黒魔法で変身した。

タバス「(チェンハンたちに向かって)花の法典を奪って来い」

闇落ちした仲間たちが一斉に襲いかかってくる。しかし、アンアンは相手の攻撃を防ぐだけで、自分からは攻撃しなかった。

タバス「なぜ攻撃しない?」

アンアン「そんなことできない!友達を傷つけるわけにはいかない!」

タバス「笑わせてくれる」

 

チェンハン「リンリンリン、闇の矢よ。眠りなさい、全ての美しき命よ!」

イートン「森の中の潘神、永遠に彷徨える魂よ。闇の影!」

シューシン「偉大なる暗黒神よ、滅びの唱よ、哀しみの刻印!」

 

闇落ちした仲間たちの必殺技が次々とアンアンを襲う。その時、アンアンの脳裏にかつての仲間たちの笑顔を浮かんだ。そして、アンアンは意を決して必殺技を放った。

 

アンアン「花仙魔法使者よ、女神様の呼び声を聞き、精霊たちの聖歌に耳を傾けよ。花仙の翼!」

 

アンアンの必殺技が仲間たちの必殺技を打ち消した。しかし、次はタバスの必殺技が襲ってきた。

 

タバス「闇夜の聖騎士よ、我が為に暗黒の門を開け。黄泉の世の戦神たちよ、今こそ蘇り、永遠に滅びぬ力を我に授けよ!暗夜往生呪!」

 

アンアン「花仙魔法使者よ、女神様の呼び声を聞き、精霊たちの聖歌に耳を傾けよ。花仙の翼!」

 

再び必殺技を放つアンアン。しかし、タバスの力は強すぎた。

アンアン「つ、強すぎる…。ママ、ママ!力を貸して!」

タバスの攻撃を防ぎ切れず、魔法のステッキは砕け散った。そして、魔法は解け、花仙魔法使者から普通のシア・アンアンに戻ってしまった。

 

タバス「伝説の花仙魔法使者よ、お前の負けだ。お前に花の法典を持つ資格はない」

アンアン「どうして…。魔法のステッキが…」

魔法のステッキが壊れたショックで、大粒の涙を流すアンアン。

タバス「シア・アンアン。花の法典を寄こせ。さもないとククルを永遠に消し去るぞ」

アンアンが顔を上げると、タバスに武器を突き付けられたククルがいた。

ククル「だめだ、アンアン…。奴の言うことを聞くな…!」

ククルを人質に取られたアンアンは、タバスに花の法典を渡すしかなかった。

タバス「フハハハハハ。ついに!この私が運命の人に!この私が!フハハハハハ!」

 

タバス「花神ププラを証人とし、勇気国の迷の王子・伝説の花仙魔法使者タバスの名をもって契約する!」

 

タバスが契約を結ぼうとしたそのとき、アンアンの守護精霊・椿が現れた。

椿「私は絶対に認めない!」

アンアン「椿(チュン)!」

椿「あんたに花の法典を持つ資格なんかない。私は【花の法典の始まりの精霊王】、ツバキの精霊王・椿(チュン)。あんたなんか絶対に認めない!邪悪な悪魔の子!」

タバス「黙れ!」

椿「アンアンは本物の花の子、正当な花の法典の所有者。全てを救う運命の花仙魔法使者!」

 

タバス「闇夜の聖騎士よ、我が為に暗黒の門を開け。黄泉の世の戦神たちよ、今こそ蘇り、永遠に滅びぬ力を我に授けよ!」

 

椿の拒絶に怒ったタバスは、椿めがけて必殺技を放った。

アンアン「椿(チュン)、あぶない!」

タバス「暗夜往生呪!椿の精霊王ごときがこの私にたてつくとは!」

バリアを張り、なんとか持ちこたえようとしたが、タバスの攻撃を防ぎ切ることはできなかった。

アンアン「椿(チュン)、やめて!やだ!もうやだ!ママー!」

すると、ママとの思い出のペンダントが光り、光の中からママが姿を現した。

 

場面は変わってアンアンの部屋。

混沌の異世界から戻ってきたアンアン。胸にはククルを抱いている。そこに再び椿が現れた。

アンアン「椿(チュン)、大丈夫なの…?」

椿「私の【精元】は花の法典に封印されるの。だから、えへへ、ごめん。またさよならを言わないといけないね。私の守護契約者、花仙魔法使者。アンアンはみんなの希望。だから、絶対に、絶対にあきらめてはだめよ…」

そう言い残して、椿は消えていった。

 

 

【続く】