ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
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小花仙第2季第20集 美丽驾到!第三个魔法使者诞生!
※作中でイートンが歌っている歌の題名は「完美少女」です。他の方が素敵な日本語訳をつけてくださっています。検索してみてくださいね。
【大雑把なあらすじ】
花港市が開催する“金色の天使・歌声コンクール”のリハーサル会場で、アンアンたちは一人の美しい少女に出会った。彼女の名前はイートン、自他ともに認める完璧な美少女だ。しかし、彼女はその美しさを疎ましく思っていた。みんな自分の表面だけを見て、自分の内面を見ようとしないからだ。落ち込むイートンに妖精のルーシャが教え諭す。本当の美しさとは外見の美しさだけではなく、心の強さであることを。
そこに、菖蒲の精霊王・錦唐と、彼女を捕らえようと迷の王子タバスが現れた。タバスがイートンを攻撃しようしたその時、アンアンとチェンハンが駆けつける。しかし、黒魔法でより凶悪な姿へと進化したタバスに全く歯が立たなかった。タバスの攻撃がアンアンたちに襲いかかろうとしたその時、イートンが身を盾にしてアンアンたちを守った。そして、その勇気ある行動が、彼女の中に眠る、【美の花仙魔法使者】としての能力を開花させた。イートンの攻撃にタバスは戦意喪失。アンアンは菖蒲の精霊王と契約することができた。
そして、金色の天使・歌声コンクール当日。
チェンハンの歌唱が終わり、自分の番を迎えたイートン。金色のスポットライトを浴び、彼女はいつもの通りに歌い出した…。
【日本語訳】
(ナレーション)
花港市が開催する“金色の天使・歌声コンクール”のリハーサルに参加するチェンハンと、その応援に来たアンアンたちは、そこでイートンという名の少女に出会った。完璧美少女と称される彼女は、歌が上手なだけではなく、何か不思議な力を秘めているようだった。
タバスの攻撃からイートンを守るため、花仙魔法使者に変身するアンアンとチェンハン。
アンアン「花仙魔法使者シア・アンアン、変身!花の精霊たちよ、勇気と使命を我に与えよ。愛、美、智の力よ、全ての美しきものを集めよ。魔法のパワー集結!」
チェンハン「愛の花仙魔法使者、変身!花の精霊たちよ、温もりと愛を我に与えよ。この想いよ届け、魔法のパワー集結!」
目の前で繰り広げられる展開に、理解が追いつかないイートン。
イートン「ど、どういうこと…?!」
ルーシャ「彼女たちは花仙魔法使者よ」
イートン「花仙魔法使者?」
迷の王子タバス「暗黒魔神を証人とし、花仙魔法師タバスの名において、汝に命令する!」
菖蒲花精霊王・錦唐を捕らえようとするタバス。
チェンハン「リン!リン!リン!愛の心よ、氷を溶かし、人々に温もりを与え、全ての美しい命を呼び覚ましなさい!」
必殺技を繰り出すチェンハン。
タバス「フン!笑わせる!」
タバスがチェンハンの攻撃に気を取られている隙に、ククルが錦唐を安全な場所へと逃がす。
タバス「畜生!玄天魔煞!」
チェンハン「リン!リン!リン!愛の心よ、氷を溶かし、人々に温もりを与え、全ての美しい命を呼び覚ましなさい!」
チェンハンの必殺技がタバスの武器を直撃。しかし、この攻撃により、チェンハンのパワーは切れ、その場にへたり込んでしまった。
チェンハン「力がなくなっちゃったみたい…」
アンアン「チェンハン、大丈夫?!」
チェンハン「大丈夫…」
イートン「あの子、すっごくかっこいい!!おしとやかな子だと思ってたのに…」
ルーシャ「あの子、【愛の花仙魔法使者】でしょ?」
ルル「うん!あの子はチェンハン、ルルの大切なパートナーだよ。おしとやかなお嬢様だけど、【純粋な愛の心】で戦う花仙魔法使者なんだ」
イートン「純粋な愛の心…?」
ルル「うん。心の中の本当の力だよ」
イートン「心の中の、本当の力…」
スタミナ切れのチェンハンを気遣い、一人で敵に立ち向かうアンアン。
アンアン「花仙魔法使者よ、女神様の呼び声を聞き、精霊たちの聖歌に耳を傾けよ。花仙の翼!」
アンアンの必殺技がタバスの魔法陣を直撃。その余波でタバスは頬に傷を負った。
黒薔薇男爵メリメ「王子!お怪我を!」
タバス「忌々しい地球の少女どもめ…」
怒りが収まらないタバスは槍を天に向け、強大な魔力で新たに魔法陣を敷き始めた。
メリメ「王子、何をなさるのです?!」
タバス「闇夜の聖騎士よ、我が為に暗黒の門を開け。黄泉の世の戦神たちよ、今こそ蘇り、永遠に滅びぬ力を我に授けよ!」
暗黒魔法を唱えながら、更なる悪に姿を変えるタバス。髪は銀に変わり、その羽は黒揚羽のようだ。今までとは比べ物にならないほどの強大な魔力を感じる。
ククル「アンアン、気をつけろ!なんかヤバそうだぞ!」
タバス「暗夜往生呪!」
アンアン「守護結界!…ああっ!」
タバスの攻撃を防ぐのが精一杯のアンアン。
アンアン「花仙の翼!」
アンアンの必殺技などものともしないタバス。アンアンはここで力尽き、倒れこんでしまった。
アンアン「私もパワー切れだ…」
ククル「アンアン!がんばれ!…ああ」
ククルの応援も虚しく、チェンハンに続き、アンアンまでもが戦闘不能になる。
タバス「フッ!この場で決着をつけるとしようか」
ククル「古霊ディフェンス!」
アンアン、チェンハン「ククル、早く逃げて!」
ククル「フン!オマエなんか怖くないぞ!」
小さな体でタバスと戦おうとするククル。タバスの必殺技がククルに襲いかかったそのとき、イートンが飛び出し、両手を広げてタバスの攻撃をその体で受け止めようとした。
ルーシャ「こ、これは…」
イートンの勇気ある行動に、ルーシャの心が反応する。そして、イートンの体が強い光を放った。
アンアン、チェンハン「あれって…!」
ルーシャ「【美の力】が発動したのね!」
イートン「どういうこと…?」
ルーシャ「イートン、貴女は揺るぎない信念を持っているわ。そして、それこそが【純粋な美の力】なの」
イートン「私が…」
ルーシャ「そう。貴女こそが私の探していた“秘密兵器”よ」
イートン「秘密兵器…」
ルーシャ「美しき竪琴を貴女に授けましょう。美の花仙魔法使者、イートン。さあ、始めましょう」
ルーシャの合図で、【美の花仙魔法使者】に変身するイートン。
イートン「美の花仙魔法使者、変身!花の精霊たちよ、自信と信念を我に与えよ。この想いよ届け、魔法のパワー集結!」
タバス「チッ!まだ他にも虫ケラどもがいるようだな」
タバス「暗夜往生呪!」
イートン「高峰の流れよ、風の神の歌声よ、木々の灯よ、彷徨える魂を導きなさい。信の光!」
イートンの必殺技を受け、茫然自失となるタバス。
メリメ「殿下、どうなさいました?!」
タバス「これが美の花仙魔法使者の攻撃…」
イートン「私、今…」
自分の状況を未だ飲み込めていない様子のイートン。
ルーシャ「イートン、素晴らしかったわ。これこそが本当の美の力なの」
イートン「本当の美の力…」
ルーシャ「そう、信念の力よ。攻撃を受けた相手の力を弱めるの」
タバス「畜生!」
メリメ「王子、お休みになられたほうが…」
タバス「うるさい!」
イートンの攻撃に打ち負かされたタバスは、怒りの収まらぬまま、混沌の異世界へと帰って行った。そして、アンアンは菖蒲の花の精霊王・錦唐と契約を結び、錦唐を花の法典へ封印した。
アンアン「ありがとう、イートン。すっごくかっこよかったよ!」
チェンハン「うん。さすがは完璧美少女!」
イートン「えっと、あの…」
チェンハン「なに…?」
イートン「みんなとお友達になりたいな。…いいかな?」
一同「もっちろん!」
また一人、新たな花仙魔法使者が誕生した。
場面は変わって、金色の天使・歌声コンクール当日。
チェンハンの美しい歌声に魅了される観客たち。
アンアン「わあ!チェンハン、すごーい!」
ククル「優勝だー!」
観客「わー!よかったよー!」
アンアン、ククル「ほんと最高だー!」
司会者「花港中央小学校のチェンハンさんでした。続きまして、白鳥学院のイートンさんです」
司会のアナウンスが終わり、舞台の幕が上がる。そこには、金色のスポットライトを浴びたイートンが立っていた。
観客「わー!完璧美少女だ!すごーい!」
いつも通りお上品に歌い始めるイートン。観客たちもその歌声に聞き入っている。
しかし、曲のサビに差しかかった頃、イートンの様子は一変。リズムに合わせて元気よく踊り出した。
白鳥学院の生徒A「どういうこと?」
白鳥学院の生徒B「うんうん。いつものイートンじゃない」
白鳥学院の生徒C「どうしちゃったの…」
楽しそうに踊りながら歌うイートンの姿に、驚きを隠せない観客たち。しかし、人目を気にした美しさを捨て、ありのままの姿で歌うイートンに観客たちも次第に魅了されていった。
アンアン、ククル「わあ!すごーい!」
ルーシャ「素敵よ、イートン。自分のために歌っているのね」
ダイ・ウェイウェイ先生「本当の美しさ、自分を信じる強さ…」
観客たちの歓声の中、金色の天使・歌声コンクールは幕を閉じた。
【続く】