小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第2季第22集 結成!魔法少女戦隊!

 

ご注意!!

次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。

※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。

 

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小花仙第2季第22集 达成!魔法少女战队!

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【大雑把なあらすじ】

美の花仙魔法使者として目覚めたイートン。アンアンたちの役に立ちたいと頑張ってはみるものの、そもそも何をすべきかわからず焦っていた。美の仙女ルーシャの励ましでやる気を取り戻したイートンだったが、あいにく雨に降られてしまう。イートンが雨宿りをしていると、そこにクラスメートのシャンシーが通りがかった。傘がなく困っているイートンに傘を貸すシャンシー。その傘は、昨日シャンシーが雨に降られて困っていたときに見つけたあのアジサイの傘だった。その傘の持ち主を知らない二人。きっと親切な人が困っている人のために用意してくれた“愛の傘”だろうと結論づけた。

 

次の日、借りた場所に傘を返そうとしたイートンだったが、間違えて他のクラスメートの傘を持って来てしまう。特別な傘を無くし、落ち込むイートン。しかし、もう一度学校へ戻ってみると、間違えて傘を持って行った男子がイートンを待っていた。無事、傘を取り戻したイートンが感謝の気持ちを伝えながらその傘を元の場所に返すと、アジサイの中から一人の精霊王が現れた。アンアンの代わりに精霊王を花の法典に封印するイートン

 

その時、彼女は気づいた。花仙魔法使者を待つのは熱いバトルや冒険ではなく、温かい幸せであることを…。

 

【日本語訳】

 (ナレーション)

美しい外見と太陽のような内面を併せ持つ、完璧美少女イートン。彼女の揺るぎない信念により美の力が発動し、イートンは三人目の花仙魔法少女となった。しかし、彼女は魔法少女が何たるかをまだ理解していなかった。

 

茂みの中に黄色いアヒルのおしり。アヒルは何かを探しているようだ。

イートン「王座、どう?何かみつかった?」

王座(アヒルの名前)「ガーガー」

ねこじゃらしをくわえてご機嫌の王座。

イートン「はあ、花仙精霊王はどこにいるのよ…」

王座「ガーガー」

元気のないイートンの膝の上にねこじゃらしを置く王座。

イートン「王座はいつも色んなところでお花を摘んで来ちゃうけど、それってよくないことだよ。この間は菖蒲の花の精霊王を見つけて来たのに、なんで今日はねこじゃらし一本だけなの」

前回、王座がくわえてきた花の正体は、実は菖蒲花精霊王・錦唐だった。そのことを思い出して照れる王座。

イートン「別に褒めてないよ。なに照れてるの」

イートンのランドセルの上に勢いよく座る王座。その衝撃で、ランドセルの中からイートンの相棒、美の仙女ルーシャが飛び出した。

ルーシャ「きゃあ!…イートン、どうしたの?」

イートン「私もみんなの役に立ちたいのに、どうすればいいか全然わからないの。魔法少女って一体何をすればいいの?」

ルーシャ「イートン、元気出して。貴女は揺るぎない信念を持つ【美の花仙魔法使者】よ。いつも希望に満ち溢れているわ」

イートン「うん、そうだね!いつも希望に満ち溢れてる!」

王座「ガーガー」

イートン「決意があれば、できないことはない!あはははは!」

ルーシャの言葉でイートンはいつもの明るさを取り戻した。しかし、いきなり天気が崩れ、強い雨が降って来た。

イートン「ルーシャ、(かばんの中に)早く入って!どこか雨宿りできる場所を探さないと。…あ!あそこ!」

王座「ガーガー」

 

店の軒先で雨宿りをするイートン。そこは昨日シャンシーが雨宿りをした場所だった。そして、そこにシャンシーが通りかかった。

イートン「あれ?シャンシー?」

シャンシー「やっぱりイートンだ。あはは、完璧美少女でもこんなに慌てることがあるんだね」

イートン「傘を忘れちゃって…。あはは」

シャンシー「じゃあ、この傘を貸してあげる」

シャンシーは持っていた傘をイートンに手渡した。イートンがその傘を開いてみると…。

イートン「わあ、きれい!アジサイの花だね。可愛いなあ。シャンシー、ありがとう。明日、学校で返すね」

シャンシー「私に返さなくていいよ」

イートン「え?」

シャンシー「私も誰かから借りたものなの。昨日、ここで雨宿りをしてたとき、誰かのを借りたの」

イートン「じゃあ、私は誰に返せばいいの?」

シャンシー「実は私もわからないんだよね。雨に降られて困っている人のために誰かが置いてくれた“愛の傘”だと思うんだ」

イートン「愛の傘…」

シャンシー「うん。すごくきれいでしょ。その傘を開くと、心に希望が湧いてくるの」

イートン「雨の日もそんなにいやじゃなくなるね」

シャンシー「でしょ?」

イートン「じゃあ、ちょっとだけ借りて、明日ここに返しに来るよ。シャンシー、ありがとね」

シャンシー「うん」

その時、再びアジサイから精霊王が現れた。

イートン「目の錯覚かな?」

イートンは精霊王の気配には気づいたが、その姿を見ることはできなかった。

 

場面は変わって、下校途中のアンアンとチェンハン。

アンアン「また雨が降ってきた」

チェンハン「ルル、早くかばんの中に入って。羽が濡れたら飛べなくなっちゃうよ」

ルル「うん」

チェンハン「あれ?イートンかな?」

アンアン、チェンハン「イートン!」

イートン「アンアン、チェンハン」

アンアン「イートン、どうしたの?」

イートン「傘、間違えちゃった」

チェンハン「この傘がどうかしたの?」

イートン「昨日、すごくきれいな傘を借りたの。それで、今日返す約束をしてたんだけど、間違って他の人の傘を持って来ちゃったみたい」

ククル「どうでもいいだろ。代わりにその傘を返せばいいじゃねーか」

イートン「あの傘は特別なの。すっごくきれいなんだ。あの傘を開くと、雨の日でも楽しい気持ちになってくるの。だから他の傘を返すことなんてできないよ」

アンアン「でも、その傘を誰が持って行ったかわからないよね」

ククル「それに、間違えたヤツだって、自分の傘をイートンが持ってるなんて知らねーだろ」

チェンハン「探すのはちょっと難しそうだね…」

 

チェンハン「イートン、落ち込んでるみたいだね」

アンアン「自分の大切にしているものを人に貸してあげて、もし違うものが返ってきたら、きっとがっかりすると思う」

チェンハン「うん。それに、他の人が親切で貸してくれた物を無くしてしまったら、すごく申し訳ないよね」

ククル「そっか…」

ルーシャ「イートン…」

イートン「私、学校に戻ってみる。もしかしたら、間違えて持って行った子が戻って来てるかもしれないし」

ククル「えー」

イートン「私が困ってるときに助けてくれた人のように、みんなが優しい心を持ってるって信じてる。そうだったらさ、世界は希望に満ち溢れると思うんだ。そうでしょ?」

アンアン、チェンハン「うん!」

アンアン「わかった。私たちも付き合うよ」

イートン「うん!」

 

場面は変わって、イートンの教室の前。

ククル「みんな帰っちゃったな。誰もいねー」

アンアン「余計なこと言うな」

 

イートンが教室のドアを開けると、一人の男子生徒が立っていた。

イートン「鳴川くん」

鳴川「あ、イートンさん」

イートンの傘と自分の傘を見比べる鳴川。何かに気づいたようだ。

鳴川「あはは。どうやら傘を間違えてしまったみたいだね」

イートン「え?」

鳴川「帰る途中で雨が降ってきたから、傘を開いたら違う傘でさ。でもまさかあの完璧美少女イートンさんの傘だったなんて。僕はラッキーだな」

イートン「あはは」

アンアン「すごい!みんな最高だよ!」

チェンハン「思いやりの心を持ち、約束を守り、人を信じる。幸せにすぐ側にあるんだね」

 

鳴川「じゃあ、イートンさん、この傘をお返しするよ」

イートン「うん!」

 

場面は変わって、イートンが傘を借りた場所。

アジサイの咲く花壇の脇に、傘を立てかけるイートン

イートン「助けが必要な人に希望をくれてありがとう。“愛の傘”を返します。この優しさがこの先もずっと続いていきますように」

 

ククル「ん?この感じ…」

ルーシャ「この素敵な感じ…」

ルル「ルルも感じた」

王座「ガーガー」

すると、そこに一人の精霊王が現れた。

イートン「花仙精霊王」

チェンハン「わあ、可愛い!」

アンアン「アジサイの精霊王だ」

アジサイの精霊王はイートンに近寄りこう告げた。

イートン「外見の美しさだけでなく、揺るぎない自信を併せ持つあなたは本当に美しいわ。さすがは花仙魔法使者ね。私、アジサイの精霊王・紫陽はあなたたちと契約します」

チェンハン「あはは、よかった」

アンアン「イートン、ありがとう。こんなに頑張って助けてくれて。だから、今回は私の代わりに紫陽と契約を結んでくれる?」

イートン「私が?…いいの?」

アンアン「うん。だってイートンは美の花仙魔法使者だもん」

チェンハン「私たちの大切な仲間だよ」

ククル「まるで戦隊ものみたいだぜ!カッケー!」

イートン「うん!」

ルーシャ「イートンならできると思ってたわ」

 

イートン「美の花仙魔法使者、変身!花の精霊たちよ、自信と強さを我に与えよ。この想いよ届け、魔法のパワー集結!偉大なる花神ププラ様を証人とし、花仙魔法使者の名をもって、あなたと契約を結びます!【紫陽】!」

 

紫陽花の精霊王【紫陽】、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。

 

 

イートン魔法少女って、もっと熱いバトルや冒険をするものだと思ってた。でも、本当は温かい幸せを感じられるものなんだね」

 

青空の下、手を重ね合わせる花仙魔法使者たち。

ククル「魔法少女戦隊結成!イエーイ!」

 

【続く】