小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第2期第21話 アジサイ咲いた


ご注意!!

次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。

※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。

 

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小花仙第2季第21集 紫阳花开

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 ※今回は回想シーン多めです。

【大雑把なあらすじ】

美の花仙魔法使者として目覚めたイートンは、美しさとは外見だけでなく、心の力、揺るぎなき信念であることに気づいた。そして、他人がイメージする自分を演じることを止め、自分らしく振舞うことができるようになった。

 

チェンハンの家に集まり、今まであったことをイートンに話すアンアンたち。自分の守護精霊・椿(チュン)との思い出、精霊王たちとの戦い、タバスの策略により変身できなくなってしまったこと、アンアンとチェンハンの友情、アンアンのママのこと、ククルは実は王子で、一族の復興のために日々奮闘していること。アンアンたちの話に興奮冷めやらぬ様子のイートンは、いますぐ全ての精霊王たちを集めに出かけようと言い出した。

 

場面は変わって、雨の中で鳴いている子猫。お母さん猫とはぐれてしまったようだ。その様子を哀れに思った女の子が自分の傘を子猫に譲ってあげる。傘がなくなり、自分が家に帰れなくなってしまった女の子だったが、その優しい心は紫陽花の精霊王を呼び寄せた。

 

【日本語訳】

(前回の回想シーン)

迷の王子タバスの攻撃から、身を盾にしてアンアンたちを守ろうとするイートン。その勇気ある行動が、彼女の中に眠る【美の花仙魔法使者】の能力を目覚めさせた。タバスに圧勝したイートンをねぎらうアンアンたちに、イートンは思い切って胸の内を告げる。アンアンたちと友達になりたいと…。

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

チェンハンの家に集まるアンアンたち。イートンは友達と過ごす時間が楽しくてたまらない様子。

イートン「わあ、このお茶おいしい!こっちのケーキもおいしい!」

紅茶を飲み、ケーキを頬張り、ご機嫌のイートン

アンアン「“伝説の完璧美少女”のイメージが…」

チェンハン「ふふ、本当は元気な女の子だったんだね」

イートン「本当はお高くとまった美少女のふりなんてしたくなかったんだ。でも、周りがそう望むから、みんなのイメージ通りにふるまっていたの。こんなにリラックスするのは初めて。最高の気分だよ」

イートンが持っているイチゴが欲しいククル。しかし、イートンはわざとククルの目の前で食べてしまう。

ククル「オレ様のイチゴー!!」

思わず笑ってしまう一同。

ククル「チクショー!」

アンアン「いいから、ククル。王子様らしくしないとね」

アンアンにイチゴをもらって機嫌を直すククル。

イートン「そう言えば、ククルって本当に王子様なの?」

ククル「あったり前だろ!」

イートン「へえ、じゃあなんで肉まんみたいなの?」

ククル「うぐ!」

大爆笑する一同。

アンアン「前に椿(チュン)も同じこと言ってたね」

イートン「椿(チュン)?」

アンアン「うん。椿は私の守護精霊なの。椿のおかげで私は花仙魔法使者になれたんだ。…ありがとう、椿。いつも私を陰で守ってくれて」

 

(アンアンの回想シーン。牡丹花精霊王・如意との戦い。小花仙第1期第52話より)

アンアン「これは…ツバキの花。椿(チュン)!」

椿「花仙魔法使者、シア・アンアン」

アンアン「椿だ!本当に椿だ!」

如意「精霊王が進化するなんて!」

ダイ・ウェイウェイ「精霊王が進化するなんて聞いたことないわ」

エドウィン「椿の進化形態…」

アンアンのママ(リリー)の幻影「アンアン、あなたは花の子供、花たちがあなたを助けてくれるわ」

マンダー「あれはリリー。花仙守護神の力…」

アンアン「ママの力…」

椿「いいえ、これはあなたの力。あなたの心の中の本当の力」

アンアン「私の…?」

椿「あなたの心の力があなたを光へと導いたの。私は“風雪”と“念力”の二つの力を併せ持つ、生まれ変わり進化ツバキの精霊王・椿。私は再びあなたの守護精霊となり、新たに魔法陣を敷くために尽力しましょう。私の名を呼びなさい。私はあなたの命に従います。さあ、花仙魔法使者よ、契約の呪文を!」

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

(アンアンの回想シーン。タバスの策略により、変身できなくなったアンアン。しかし、椿のおかげで再び変身できるようになる。小花仙第2期第8、10話)

ククル「アンアン、どうした?」

アンアン「ククル…、私、変身できなくなっちゃった」

ククル「泣くな、アンアン」

 

チェンハン「アンアン」

アンアン「こ、これは椿!椿の【進化精元】。ありがとう、私の守護精霊」

チェンハン「よかった、アンアン」

ルル「花仙魔法使者」

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

イートン「わあ、すっごく素敵!じゃあ、チェンハンも花仙魔法使者なの?」

チェンハン「アンアンは私の一番の友達だから、私はアンアンのお手伝いがしたいだけ。そして、アンアンが一日も早くママに会えるよう願ってるの」

アンアン「チェンハン、最高!」

チェンハン「それと、ククル。ククルの悪い魔法が解けて、古霊仙族が元に戻りますように」

ククル「オレ様は感動したぞ!」

ルル「やっぱりチェンハンは最高だよ。愛に満ち溢れてるね」

チェンハン「ルル」

なにやら様子のおかしいイートン

ルーシャ「イートン、どうしたの?」

イートン「最高―!魔法、冒険、バトル、友情!燃えてきたー!よし、今から全ての精霊王を集めに行くよ!」

 

場面は変わって、雨の中を女の子が歩いている。

シャンシー(女の子の名前)「はあ、秋の長雨か。ここ数日、ずっと雨だよ」

?「ミャ~」

シャンシー「うん?聞き間違いかな?」

?「ミャ~」

シャンシーが歩道脇の茂みを覗くと、そこには一匹の子猫がいた。

シャンシー「ねこちゃん、かわいそうに。雨の日は少し寒いからね。…ねこちゃんのママはどこかな?」

子猫「ミャ~」

雨の中、一匹でいる子猫を哀れに思い、シャンシーは自分の傘を子猫にあげた。そして、自分は店の軒先で雨が止むのを待っていた。

シャンシー「あはは、私がびしょ濡れになっちゃった。ねこちゃんが無事だといいな」

 

シャンシー「この雨はいつ止むんだろう。どうやって家に帰ろうか。」

シャンシーが雨宿りをしているすぐ側に、アジサイの花が咲いていた。そして、アジサイの中から一人の精霊王が現れ、その姿を傘に変えた。

シャンシー「あれ、こんなところに傘が。誰の傘かな?誰かいますかー?誰もいないのかな。ああ、よかった。ちょっとだけ借りて、すぐに返せばいいよね」

シャンシーが傘を開くと、内側にはアジサイと青空の絵が描かれていた。

シャンシー「わあ、きれいだなあ。アジサイを見てると、優しい気持ちになれるよ。まるで晴れた日のように、希望が湧いてくる」

 

シャンシーの笑顔を見て、精霊王は幸せそうに微笑んだ。

 

【続く】