ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
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小花仙第2季第32集 智慧的王权!第四魔法使者集结!
【大雑把なあらすじ】
アンアンたちがカフェで出会った天才少女シューシンは、実はワンクーのいとこだった。アンアンたちと“鏡の迷宮”に遊びに行く約束をした日の前夜、ワンクーが部屋で悪だくみをしているところをシューシンは見てしまう。
約束の当日、不信感をぬぐえないシューシンは、ワンクーに鎌を掛ける。それは二人の思い出の花、“小星星の花”を覚えているかということ。しかし、ワンクーは“小星星の花”を覚えていなかった。それで確信を得たシューシンは、目の前のワンクーは本物のワンクーではないと断言。シューシンの予感は的中、目の前のワンクーの正体は迷の王子タバスだった。
タバスはアンアンたちを罠にかけるため、戦いの場を鏡の迷宮の中に移す。目の前で魔法少女に変身するアンアンたちに混乱するシューシンだったが、勇気を出して自分も鏡の迷宮の中に入って行った。すると、ちょうどアンアンたちが攻撃を始めようとしているところだった。それを慌てて止めるシューシン。鏡張りの部屋で攻撃をしたら、鏡に跳ね返って自分たちが怪我をしてしまうと。すると、智のパワーが目覚め、シューシンは魔法少女に変身した。知恵を働かせてタバスを撃破したシューシンは、アンアンの代わりに、知恵の象徴である“蜀葵花(タチアオイ)”の精霊王と契約を結んだ。
【日本語訳】
(ナレーション)
連休中のある日、アンアンたちはカフェで不思議な少女と知り合った。彼女はとても内気な性格だったが、非常に聡明な少女だった。アンアンたちと一緒に遊ぶ約束をした日の前夜、シューシンは恐るべき事実を知ってしまった…。
アンアンたちと一緒に“鏡の迷宮”のアトラクションに行く約束をしたシューシンは、ワンクーに自転車で約束の場所まで送ってもらっていた。普段と変わりのないワンクーだったが、シューシンは昨夜見た光景を忘れられずにいた。
シューシン「ワンクーお兄ちゃん、ゆうべは一体どうしちゃったの?」
ワンクー「なに?シューシン」
シューシン「な、なんでもない…」
場面は変わって“鏡の迷宮”の前。
一足先に着いたアンアンとククルはみんなを待っていた。
ククル「こんな朝っぱらから…。休みの日は朝寝坊に限るだろ」
アンアン「でも、今日はワンクーお兄ちゃんが…」
ククル「アンアン、あのワンクーってヤロウ、なんか怪しいぞ」
ワンクーとシューシンがやって来たので、アンアンは慌ててククルをリュックの中に押し込めた。
ワンクー「アンアン!」
アンアン「ワンクーお兄ちゃん!」
ワンクー「アンアンは今日も元気だね」
アンアン「えへへ」
シューシン(ゆうべのことは私の見まちがいかな。ワンクーお兄ちゃんがアンアンたちのことを嫌っているように見えたけど。どうしよう…。私はどうすればいい…)
(シューシンの回想シーン)
小さい頃のシューシン。遊ぶ友達もいず、一人しょんぼりと座っている。そこに花瓶を持ったワンクー少年が現れ、シューシンの隣に座った。
ワンクー「小星星!(シューシンの子供の頃のあだな)」
シューシン「お兄ちゃん…」
ワンクー「小星星、どうしたの?」
シューシン「わたしは体が弱くて役立たずだから、みんなと一緒に遊べない。みんなわたしのことを“本の虫”って笑うの」
ワンクー「小星星、人はみんな生まれたときに神様からプレゼントをもらうんだ。そのプレゼントは一人一人みんな違って、とても大切なものなんだ」
シューシン「え…?」
ワンクー「ある人は気高さ、またある人は美しさ、そしてまたある人は元気さや愛…。そして小星星、君には知恵がある。知恵は形のないものだけど、無限の可能性をもたらしてくれるんだ」
そう言ってワンクーは花瓶から花を一輪とり、シューシンの髪に飾ってあげた。
シューシン「これは…」
ワンクー「蜀葵花(タチアオイ)だよ。知恵を象徴する花なんだ。だから頑張れ。きらきら光る“小星星”…!」
シューシン「うん!」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
子供の頃を思い出し、何かを決意するシューシン
シューシン「ワンクーお兄ちゃん!」
ワンクー「うん?」
シューシン「“小星星の花”をお部屋に飾りたいんだけど、プレゼントしてくれるかな?」
ワンクー「(少し考え込んでから) もちろんだよ!」
シューシン「…お兄ちゃん、“小星星の花”を忘れてないよね?」
ワンクー「あはは」
シューシン「満天星(かすみ草)だよ」
ワンクー「そうそう、満天星!あはは、“小星星の花”だね」
シューシン「あなたはワンクーお兄ちゃんじゃない!」
シューシンはそう叫ぶと、アンアンの前に立ち、両手を広げてアンアンを守った。
アンアン「シューシン、どうしたの?」
シューシン「ワンクーお兄ちゃんが“小星星の花”を忘れるはずがない!それに、ゆうべ私は見たの!あなたが変な羽の生えた人と話をしているところを!」
シューシンの言葉にワンクーの目つきが険しくなる。
アンアン「シューシン、どうしちゃったの?羽の生えた人って?」
シューシン「アンアンたちは私の友達だから、絶対に傷つけさせたりしない!本物のワンクーお兄ちゃんだって絶対にそんなことはしない!」
シューシンの眼差しは強く、揺るがなかった。
ワンクー「ハハハハハ、見事だ。ちっぽけな地球の少女のくせに、かくも冷静で知恵があるとは…。異世界とは本当に驚かされる」
ワンクーが片手を上げると、黒薔薇男爵メリメが現れ、ワンクーは迷の王子へとその姿を変えた。
アンアン「ど、どういうこと?!ま、迷の王子?!」
ククル「オレはとっくに気づいてたぞ!なんか怪しいと思ってたんだ。フン!」
シューシン「(ククルの足を引っ張りながら)このぬいぐるみ、なんでしゃべれるの?!」
ククル「アンアン、早く変身しろ!」
アンアン「どういうこと?ワンクーお兄ちゃんが…」
ククル「アンアン、ぼけっとしてんな!ヤツは本物のワンクーじゃない。もしかしたら本物のワンクーはどこかに閉じ込められてるのかも。…ほら、早く変身しろ!」
アンアン「うん!」
思いもよらぬ展開に混乱していたアンアンだったが、ククルの言葉で落ち着きを取り戻し、変身の呪文を唱えた。
アンアン「花仙魔法使者シア・アンアン、変身!花の精霊たちよ、勇気と使命を我に与えよ。愛、美、智の力よ、全ての美しきものを集めよ。魔法のパワー集結!」
変身したアンアンを見て驚きを隠せないシューシン。
タバス「花仙魔法使者よ、真実を知りたければ着いて来い」
そう言って、タバスは鏡の迷宮の中に入って行った。
ククル「オマエなんか怖くないぞ!」
アンアン「ククル!」
アンアンとククルも迷の王子の後を追って鏡の迷宮の中に入って行った。
シューシン「こ、これは…?!私は夢を見ているの?!アンアンが…」
一人取り残され困惑するシューシン。そこにイートンとチェンハンがやって来た。
イートン「美の花仙魔法使者、変身!花の精霊たちよ、自信と強さを我に与えよ。この想いよ届け、魔法のパワー集結!」
チェンハン「愛の花仙魔法使者、変身!花の精霊たちよ、温もりと愛を我に与えよ。この想いよ届け、魔法のパワー集結!」
シューシン「イートンやチェンハンまで!」
アンアンだけでなく、チェンハンやイートンまで変身してしまい、シューシンは混乱のあまり倒れそうになった。
イートン「チェンハン、アンアンは迷の王子を追って鏡の迷宮に入っていったよ。早く!」
チェンハン「シューシン、後で説明するね。シューシンも気をつけて!」
チェンハンとイートンも鏡の迷宮の中へ入っていった。
シューシン「これは夢なんかじゃない。アンアン、チェンハン、イートン…」
その時、シューシンの脳裏にワンクーとの思い出がよぎった。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ワンクー「君には知恵がある。知恵は形のないものだけど、無限の可能性をもたらしてくれる」
シューシン「これは…」
ワンクー「蜀葵花(タチアオイ)だよ。知恵を象徴する花なんだ。だから、頑張れ。きらきら光る“小星星”…!」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
シューシン「うん!頑張れ、私!」
ワンクーの励ましの言葉を思い出し、シューシンは鏡の迷宮の中へ入っていった。
場面は変わって鏡の迷宮の中。
アンアン「なんか変なところだね」
ククル「部屋中全部鏡だ。アンアン、気をつけろ。迷の王子の罠かもしれないぞ」
アンアン「うん!」
チェンハン、イートン「アンアン、ククル!」
アンアン「みんな!」
チェンハン「鏡の迷宮に着いたとき、迷の王子が中に入って行くのが見えて…」
イートン「そしたらアンアンやククルも中に入って行くから…。何があったの?」
アンアン「私もわからないの。シューシンは『このワンクーお兄ちゃんは偽物だ!』って言うし、ワンクーお兄ちゃんは迷の王子に変身しちゃうし。もう訳がわからないよ!」
タバス「ハハハ、愚かな地球の少女よ」
アンアンが周囲を見渡すと、鏡一面にタバスの姿が映っていた。
ククル「くだらねー作戦で人を騙してないで、本当の実力で勝負しろ!」
アンアン「迷の王子、ワンクーお兄ちゃんをどうしたの?!」
タバスはアンアンの問いには答えず、ただ笑うだけだった。
チェンハン「みんな気をつけて!」
イートン「みんなで攻撃するよ!」
タバス「かかったな。己の攻撃の前に倒れ伏すがいい!」
シューシン「みんな待って!」
アンアンたちが迷の王子を攻撃しようとしたその時、シューシンが鏡の迷宮に入ってきた。そしてアンアンたちを守ろうと、タバスの前に立ちはだかった。
アンアン、チェンハン、イートン「シューシン!」
アンアン「どうして入って来たの」
チェンハン「ここはとても危険だよ」
イートン「早く私たちの後ろに隠れて!」
シューシン「だめ、絶対に攻撃しちゃだめ!」
ククル「え?何でだよ?」
シューシン「この部屋は一面鏡張り。私の推測が間違ってなければ、鏡が攻撃を跳ね返して自分たちが怪我してしまう」
シューシンが話し終わると胸のあたりから緑に光る玉が飛び出し、それに呼応するかのようにカバンの中からも緑の光の玉が現れた。そしてその光の中から一人の仙女が現れた。
ククル「あ、あれは…」
ルル「ルナお姉ちゃん!」
ルーシャ「じゃあ、この子が…」
ルナ「智のパワーが目覚めたのね」
シューシン「私の勘は当たってたんだ。やっぱりルナは生きてたんだね!」
ルナ「シューシン、ありがとう。ずっと私を大切にしてくれて。そして貴女は私の探していた“秘密兵器”でした」
シューシン「秘密兵器…?」
ルナ「知恵の王冠を貴女に授けましょう。智の花仙魔法使者シューシン!」
ルナが緑に輝く花を宙に投げるとその花は指輪に変わり、シューシンの手の上に落ちていった。
ルナ「さあ、始めましょう」
シューシン「うん!」
「智の花仙魔法使者、変身!花の精霊たちよ、光と導きを我に与えよ。この想いよ届け、魔法のパワー集結!」
一同「わあ!」
変身したシューシンの姿に感嘆の声をあげるアンアンたち。
シューシン「万物の生滅、日よ、月よ、星よ。召喚の声を聞き給え。光の神の威光、転生せし賛美詩。聖音融合!」
シューシンが鏡に向かって攻撃すると、その攻撃は鏡を何度も跳ね返り、ついにはタバスの本体を捕らえた。しかし、黒薔薇男爵メリメが現れ、タバスを混沌の異世界へと連れ帰ってしまった。
智の力でタバスに勝利したシューシンの周りにみんなが駆け寄って来た。
シューシン「私…」
ルナ「本当にありがとう、シューシン」
アンアン「シューシンが智の魔法使者だったなんて思いもよらなかったよ!」
チェンハン「ということは、つまり…」
イートン「全員集合ってこと!」
ルル、ルーシャ、ルナ「やったー!」
三姉妹が揃い、抱き合って喜ぶ三仙女。
シューシンの頭をまたワンクーとの思い出がよぎる。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ワンクー「君には知恵がある。知恵は形のないものだけど、無限の可能性をもたらしてくれる」
シューシン「これは…」
ワンクー「蜀葵花(タチアオイ)だよ。知恵を象徴する花なんだ。だから、頑張れ。きらきら光る“小星星”…!」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
シューシン(ありがとう、ワンクーお兄ちゃん…)
すると、蜀葵花の中から一人の精霊王が現れた。
ククル「あれは…!」
シューシン「蜀葵花、知恵を象徴する花」
ルナ「蜀葵花の精霊王【年(ニェン)】」
アンアン「シューシン!」
シューシン「えっ?」
アンアン「シューシン、花仙魔法使者の一員として歓迎するよ。だから、私の代わりに【年】と契約を結んでくれるかな?」
シューシン「私でいいの…?」
アンアン、チェンハン、イートン「もちろん!」
ルナ「智の力を見せてあげなさい」
シューシン「うん!」
シューシン「偉大なる花神ププラ様を証人とし、智の花仙魔法使者の名をもって、あなたと契約を結びます!【年】!」
蜀葵花の精霊王【年】、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。
【続く】