ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
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小花仙第2季第42集 对决开启!智慧魔女的对弈!
【大雑把なあらすじ】
花仙魔法使者シア・アンアンと迷の王子タバスの最後の戦いが始まった。タバスから出された条件は、一時間以内に全ての敵を倒し、【魔輪の眼】の中心まで来ることだった。
最初の敵は鳳仙花の精霊王・君上卿。アンアンたちは必殺技で勝負に挑むも、君上卿には全く効かなかった。それは戦いの場が君上卿の作り出した世界、つまり君上卿の意のままに事が進む世界だったからだ。どう戦えばよいかわからず途方に暮れるアンアンたちだったが、シューシンだけは何かに気づいたようだった。君上卿との戦いの方法はチェス。アンアンたちをこの世界から逃すことを条件に、シューシンはこの勝負を受けることを承諾した。そして、シューシンを一人残し、アンアンたちは次の戦いの場へと向かった。
君上卿の圧倒的な強さの前になす術もないシューシン。それどころかだんだんと体が麻痺していく感覚に襲われる。理由がわからず戸惑うシューシンの心を見透かすように君上卿が告げる。敗者は石に変わり、永遠にこの世界に留まるのだと。シューシンが足元を見ると、その足は既に石に変わっていた。
【日本語訳】
(ナレーション)
暗黒魔神とヤージャからの圧力を受け、迷の王子タバスはアンアンたちとの戦いにけりをつけることを決意した。【花の法典】を守り、ククルと三仙女を助けるために、アンアンはこの勝負を受けざるを得なかった。
(前回の回想シーン)
【伝説の運命の人】の座を賭け、アンアンに最後の戦いを挑む迷の王子タバス。最初の敵は、タバスにより闇落ちさせられた鳳仙花の精霊王・君上卿だった。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
イートン「わかった。あなたに勝てばここから出られるというのなら…」
君上卿に必殺技を放つイートン。しかし…。
イートン「なんで?!」
君上卿はイートンの攻撃をたやすくかわした。
イートンに続き、アンアンとチェンハンも必殺技を放つ。しかし、君上卿には全く効かない。それどころか君上卿の反撃に遭い、アンアン、チェンハン、イートンの体は吹き飛ばされた。
シューシン「アンアン、チェンハン、イートン、大丈夫?!」
一人無事だったシューシンがアンアンたちの元に駆け寄る。
アンアン「大丈夫。でも、あの人強すぎる。どうしたらあの人に勝てるんだろう」
地面に描かれたチェス盤のようなものを見て、しばし考え込むシューシン。
君上卿「智の魔女少女よ、なぜあなたは攻撃してこないの?」
シューシン「ここはあなたが作り出した世界。ここではあなたの思うまま。だから私たちが攻撃しても、あなたには全く効かないわ」
君上卿「さすがは智の象徴。鳳仙花の属性は防御、花言葉は“私に近寄らないで”。無理に攻撃しても私には全く効かないわ」
イートン「どうりで私たちの攻撃があんなに軽くかわされたわけだ」
チェンハン「じゃあ、どうすればいいの…」
シューシン「この戦いのルールを言って!」
君上卿「お利口ね。もうわかったようね」
シューシン「ここの地面はチェス盤を模したもの。チェスで勝負する気でしょう?」
君上卿「その通り。私に勝ったらここから逃してあげる」
アンアン「チェス?!私、全然できないよ!」
チェンハン「チェスは得意じゃないな。囲碁ならできるんだけど」
イートン「チェスとか、時間の無駄なものは大嫌い!」
シューシン「わかった。受けてたつわ」
アンアン、チェンハン、イートン「シューシン!」
アンアン「さっすが天才少女。すごい!」
シューシン「でも条件がある。この勝負は私一人で十分。アンアンたちを逃してあげて」
場面は変わって混沌の異世界。
アンアンたちと君上卿の戦いの様子を魔法の鏡で見ているタバス。タバスの後ろには透明なガラスの器が4つあり、中にはそれぞれククルと三仙女が入れられていた。
ククル「ここから出せ!ここから出せ!」
ガラスの器の中から叫ぶククル。
タバス「無駄な力を使うな。ゆっくり眠っていろ。私が奴らを倒す様を見届ける力を残しておけ。自分は賢いと思い上がっている地球の少女め、助ける者なく、一人深淵に堕ちていく絶望を味わわせてやる」
ククル「アンアン、騙されるな。だめだ、こっちに来てはだめだ…。だめだ…」
ククルの意識がだんだんと遠のいていく。
タバス「君上卿、奴の言う通りにしてやれ!」
場面は変わって君上卿の世界。
君上卿「わかったわ。智の魔法少女よ、あなたの言う通りにしましょう」
アンアンたちに魔法をかける君上卿。その魔法がアンアン、チェンハン、イートンの体を包みこむと、三人の体はゆっくりと上へ上がって行った。
アンアン「シューシン!」
シューシンを一人残し、君上卿の世界を去っていくアンアンたち。そして、仲間を笑顔で見送るシューシン。
シューシン「心配しないで。私は智の魔法少女だよ」
アンアン、チェンハン、イートン「うん!」
シューシン「さよなら、私の仲間たち…」
そしてシューシンは一人になった。
君上卿「じゃあ、始めましょう」
シューシン「わかったわ」
君上卿「あなたが白。先手よ」
シューシン「ポーン、E4!」
君上卿「ポーン、C5」
シューシンと君上卿、二人だけの戦いが始まった。
場面は変わって、アンアンたちは再び混沌の異世界へと戻ってきた。
チェンハン「ここはどこ?」
イートン「あの眼がずっとこっちを見ていて気持ち悪い」
チェンハン「アンアン、どうしたの?」
アンアン「シューシンのことを考えてたの…」
?「私の対戦相手は君たちかな?」
アンアン、チェンハン、イートン「誰?!」
強い光に目を眩まされ、アンアンたちは思わず目をつぶった。そして再び目を開けると、そこは空中に浮かんだ小さな島だった。アンアンたちが立っている島の他にも、いくつもの小島が浮かんでいる。
アンアン「うわ!」
突然の出来事に驚くアンアン。しかし、先ほどの声の主の姿は見当たらなかった。
イートン「隠れてないで出て来な!」
?「自信に満ちたその美しさ、嫌いではない…」
再びあたりは強い光で覆われた。
場面は変わって君上卿の世界。
チェスでの勝負を続けるシューシンと君上卿。
君上卿「智の少女、あなたの番よ」
シューシン「強い…。体がだんだん麻痺してきた…。どうして…」
君上卿「体がこわばっていくのを不思議に思っているんでしょう?勝負であるからには勝ち負けがあり、敗者は罰を受けるべきじゃない?敗者は石の像に変わり、永遠に私の世界に留まるの」
違和感を覚えて足元を見ると、シューシンの両足は石に変わっていた。
シューシン(勝負はまだ終わってないわ。ルーク前へ!アンアンのために少しでも時間が稼げれば…)
混沌の異世界の砂時計は無情にもその砂を落とし続けていた。
【続く】