ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
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小花仙第1季第18集 生日花的祝福!
【大雑把なあらすじ】
誕生日の夜、チェンハンは誕生花のライラックに願いをかけた。チェンハンの願いは花精霊の姿を見られるようになること。そうすればアンアンの役に立てるからだ。しかし、ライラックの精霊王・百結は言う。願いを叶える代わりにアンアンのことは忘れて自分と友達になって欲しいと。百結の魔法でアンアンとの思い出が消されていくチェンハンだったが、思い出のブレスレットを見てアンアンのことを思い出す。チェンハンを危険な目に遭わせた百結を許せないアンアン。しかし、チェンハンは百結をかばい、自分の願いを叶えてくれたことに感謝した。百結の友情を受け入れたチェンハンは、思い出のブレスレットを百結にプレゼントし、友だちになろうと彼女に告げた。
【日本語訳】
(ナレーション)
シア・アンアンとチェンハンは小さい頃からの親友である。最近、チェンハンは悩んでいた。彼女は花精霊の姿が見えないため、アンアンの役に立てないからだ。誕生日の当日、チェンハンは自分の誕生花のライラックに願いをかける。ちょうどその頃、誕生日を一緒に祝う約束をしたアンアンがチェンハンの家に行くと、近くから強烈な花仙精霊王の気配を感じた。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
庭のライラックの樹の下に佇むチェンハン。
チェンハン「私にも精霊の姿が見えたらいいのに。そうしたらアンアンを助けられるのに…」
(チェンハンの回想シーン)
ルシオに誕生花の魔法を教えてもらうチェンハン。
ルシオ「自分の一番大切なものを誕生花の木にかけて、誕生日の当日にその木に願いを捧げると、その願いは叶うらしい。」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(場面は変わって、庭のライラックの樹の下に佇むチェンハン。)
チェンハン「もうすぐ8時だ。アンアンが成功してますように」
そう言ってチェンハンは思い出のブレスレットを腕から外した。
チェンハン「私にも精霊の姿が見られたら、アンアンを助けてあげられるのに」
チェンハンはブレスレットを枝にかけようとしたが手が届かなかった。その時、アンアンが走ってやって来た。
アンアン「ハア、ギリ間に合った!」
アンアンの声に驚いたチェンハンは、思わずブレスレットを放り投げてしまった。すると、運良くブレスレットは枝に引っかかった。それを見たチェンハンは安心して微笑んだ。
チェンハン「アンアン、上手くいった?」
アンアン「追いかけてるうちにククルを見失っちゃった。あのバカ王子」
チェンハン「ククルは大丈夫なの?」
アンアン「うん。一人で帰るでしょ。さあ、お誕生日会を始めよう」
再びライラックに願いをかけるチェンハンにアンアンは問いかけた。
アンアン「ねえ、何のお願いをしたの?教えてよ」
チェンハン「人に教えちゃうと願いが叶わないんだって」
アンアン「いいじゃん。私がチェンハンの願いを叶えてあげるからさ」
チェンハン「うふふ。アンアンは精霊じゃないでしょ。そんな事できないよ」
アンアン「じゃあ、願いを叶えてあげたら、アンアンのことを忘れて“私”と友だちになってくれる?」
チェンハン「アンアン、何を言ってるの?」
アンアン「アンアンのことなんか忘れて“私”と友だちになってよ。チェンハンの願いを叶えてあげるからさ…」
(場面は変わって、街中をうろうろするアンアンとククル。)
ククル「さっきからずっと誰かに化かされてる気がする」
アンアン「あっ!もうすぐ8時だ。チェンハンの家に行かないと。…あれ?ここチェンハンの家だ」
アンアンたちは気づかぬうちにチェンハンの家の前まで来ていた。
ククル「アンアン、強烈な精霊の気配を感じるぞ。ヤツはここにいる!」
アンアン「ここに?」
ククル「ああ。チェンハンが言ってた。光と関係する花言葉を持つ花は3つ。ヒマワリ、松葉牡丹、ライラックだ」
アンアン、ククル「ライラック!」
アンアン「きっとライラックの精霊だよ。チェンハンと約束したもん。ライラックの樹の下で誕生日のお願いをしようって」
ククル「アンアン、ラベル大陸にも誕生花の願掛けの風習はある。でも、実際に試すヤツは少ないんだ」
アンアン「なんで?」
ククル「願いを叶えるには精霊が出す試験にパスしないといけないんだ。でも、その試験はすごく危険なんだ。」
アンアン「チェンハンが危ない!ククル、行くよ!」
(チェンハンの回想シーン1)
幼い頃からのアンアンとの思い出が、ライラックの精霊王“百結”との思い出に上書きされていく。
ピアノの練習をする幼いチェンハンに窓の外から話しかける幼いアンアン(百結)。
チェンハン「アンアン、気をつけてね」
アンアン(百結)「チェンハン、わたしは百結。間違えちゃやだよ」
(チェンハンの回想シーン2)
野良犬に追いかけられる幼いチェンハン。そこに幼いアンアンが現れて野良犬をやっつける。
チェンハン「アンアン…」
アンアン(百結)「私は百結だよ」
(チェンハンの回想シーン3)
精霊王の正体を掴むため、アンアンと一緒に図書室で調べ物をするチェンハン。
アンアン(百結)「ライラックは“天国の花”という別名を持つ。神から祝福を受けた輝かしい人生となるが、その輝き故に友達はできにくい。…全然当たってないじゃん。チェンハンには私という親友がいるのに」
チェンハン「うん。アンアンは私の一番の友達だよ」
アンアン(百結)「チェンハン、また間違えた。私は百結だよ」
チェンハン「じゃあ、アンアンって誰…?」
アンアン(百結)「チェンハン、私を見て。シア・アンアンなんて人、最初からいないのよ。チェンハンの親友はずっと百結だけ…」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(場面は変わって現実世界。ライラックの精霊王の魔法にかかり朦朧とするチェンハン。)
アンアン「チェンハン、チェンハン!どうしちゃったの?」
チェンハン「あなたは誰…?」
アンアン「チェンハン、どうしちゃったの?アンアンだよ!私はシア・アンアン」
チェンハン「アンアン…。アンアンって誰?私はあなたを知らないわ」
アンアン「どうなってるの!」
ククル「願いが叶った代償かもしれない」
アンアン「じゃあ、どうすればいいの?」
ククル「精霊のヤツをゲットすればチェンハンを助けられるかもしれない」
アンアン「うん!」
アンアン「花仙魔法使者シア・アンアン、変身!愛、美、智のパワー集結!偉大なる花神ププラ様を証人とし、花の法典の所有者の名をもってあなたを召喚します。出でよ、椿!」
アンアン「(ライラックの樹に向かって)あなたが誰であろうと、チェンハンの記憶を奪うなんて許さない!私の一番大切な友達を奪うなんて絶対に許さない!風雪!」
アンアンの命令を受け、ライラックに必殺技の“風雪”を放つ椿。するとそれに呼応するかのようにライラックの精霊王・百結が姿を現した。
(場面は変わってチェンハンの精神世界。何もない空間を彷徨い歩くチェンハン。)
チェンハン「アンアン、アンアン…。なんでこの名前をこんなによく知ってるの?なんてこんなに懐かしいの…」
すると、ブレスレットをプレゼントされたときの光景が頭をよぎった。
チェンハン「おかしいな。何か大切なものを無くしてしまったような気がする」
(場面は変わって、百結と戦うアンアン。しかし勝負は互角。その様子を影から見ているルシオと彼の使い魔、穷奇。)
ルシオ「すぐには勝負がつかないようだな。少し手出しをしてみよう」
穷奇「わかりました。ご主人」
ルシオの意を汲んだ穷奇は、勝負の邪魔をするためにチェンハンに飛びかかった。それに気づいた百結が身を呈してチェンハンをかばったが、穷奇の攻撃をもろに受けて倒れてしまった。
チェンハン「百結。大丈夫?!」
慌てて百結の元に駆け寄るチェンハン。すると、そこには思い出のブレスレットが落ちていた。
チェンハン「(ブレスレットを拾い上げて)アンアン…、百結…。アンアンとチェンハン…」
アンアン「チェンハン、チェンハン!」
そこにアンアンが駆け寄ってきた。
チェンハン「思い出した!アンアン、私たちは一生友達でいようと誓ったよね?」
アンアン「うん!一番の親友だよ!」
百結の存在に気づき、アンアンは魔法のステッキを構えた。
チェンハン「大丈夫だよ、アンアン。(百結に向かって)私を守ってくれてありがとう。百結、あなたは精霊なの?」
百結「うん…」
ククル「チェンハン!オマエ、花精霊が見えるのか?!」
チェンハン「うん。私にも見える。羽ときれいな光が。私の誕生花の精霊さん、私の願いを叶えてくれてありがとう。」
アンアン「チェンハンの願いって何だったの?」
チェンハン「私の願いは花の精霊を見られるようになること。そうすればアンアンの役に立てるでしょ?」
アンアン「チェンハンありがとう。感動しちゃった」
チェンハンの優しさにアンアンは思わず泣き出した。
チェンハン「一生友達でいようって約束したじゃない」
百結「チェンハン、ごめんなさい。私はあなたと友達になりたかっだけなの。傷つけようと思ったわけじゃないの…」
チェンハン「百結、私たちはもう友達だよ。だって私の願いを叶えてくれたんだもん。損得考えずにお互い助け合うのが本当の友達だよ。だからこれを受け取ってもらえるかな?」
そう言ってチェンハンは思い出のブレスレットを百結の腕にかけた。
チェンハン「百結、ほら、真ん中のハートマークは一生の友達の意味だよ」
百結「うん」
チェンハンの一番大切なものを受け取った百結は本当に嬉しそうだった。
アンアン「偉大なる花神ププラ様を証人とし、花仙魔法使者の名をもって、あなたと契約を結びます!【百結】!」
ライラックの精霊王【百結】、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。
(場面は変わって翌日、ダイ・ウェイ先生の授業。)
ダイ・ウェイ先生「ライラックには“天国の花”という別名があるため、その花言葉も天国の花の輝きです。その輝き故に、友達はできにくいと言われています。でも、一度友達になってしまえば、その友情は一生続くのです」
ルシオ「花の嫉妬心には気をつけて。でも、花の祝福を受けた人はみんな温かい心の持ち主だ。ライラックが毎年君のために咲くということを、どうか覚えておいて欲しい」
【続く】