小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第1季第22集 マンダー王子

 

ご注意!!

次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。

※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。

 

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小花仙第1季第22集 曼陀罗王子

 

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【大雑把なあらすじ】

古霊仙族の永遠の守護精霊マンダー。彼を召喚するにはある魔法を習得する必要があった。しかし、勉強嫌いのククルはその授業をサボってしまった。

 

雨の中、アンアンはククルを探しに街に出た。そしてククルを抱いたダイ・ウェイウェイ先生に出会う。先生から朝顔の別名が“撞羽朝顔”であることを聞かされたアンアンは、ククルの言葉は正しかったことを知る。やっと仲直りしたアンアンとククル。そこに“撞羽朝顔”が通りがかる。朝顔の精霊王は二人で一つだったのだ。

 

いたずらっ子の二人はククルをひどくバカにした。彼らに苛立ったククルはついにマンダーの召喚魔法を思い出す。マンダーはククルを完全には認めていないものの、今回だけはとククルに協力する。マンダーのおかげで朝顔の精霊王たちを捕まえたアンアン。彼らの名前はそれぞれ“撞羽“と“朝顔”だったのだ。

 

【日本語訳】

(ナレーション)

自分が花仙使者リリーの娘であることを知ったアンアンは勇気と自信を持つようになった。しかし、それがかえってククルを落ち込ませた。朝顔精霊王のゲットを手伝おうとしたククルだったが、嘘を教えたとアンアンに責められてしまう。カッとなったククルは家を飛び出した。

 

 

ククルの過去シーン。

授業をサボったククルを探しに来たダイ・ウェイウェイ先生。ククルは木の陰から先生めがけて木の実を投げた。

先生「痛い!…ククル?」

投げた木の実が先生に命中し、笑いながら木の陰から出てくるククル。

先生「また授業をサボったわね。今日の授業はとっても重要だったのよ?」

ククル「わかってるって。古霊仙族の守護精霊の召喚魔法だろ?」

先生「わかっててサボったの?」

ククル「でも、ヤツがオレの守護精霊なのは生まれたときから決まってたことだろ?」

先生「確かに彼は古霊仙王族の永遠の守護精霊だけど、彼に認められる必要があるの。それには召喚魔法をマスターしないといけないのよ」

ククル「わかってるって。何百回も聞いたって。覚えておくよ〜」

勉強する気のないククルは笑いながら何処かへ行ってしまった。

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

場面は変わって現代、アンアンの部屋。

アンアン「ククル、出ておいで。ククルのために牛乳を用意したよ」

しかし返事は無かった。ベッドの下や引き出しを探すアンアン。それでもククルは見つからなかった。

アンアン「いい加減出てこないと怒るよ!」

アンアンはふと先ほどのククルの言葉を思い出した。

 

ククル「アンアン、花精霊がいるぞ。あっちの方向だ」

 

アンアン「ククル…」

窓の外を見ながらアンアンはククルの名前を呟いた。

 

場面は変わって花港市の街中。朝顔の中から二人の精霊王が現れた。

朝顔の精霊王(青紫)「アハハ。あのちびっ子王子、ほんとおかしかったね」

朝顔の精霊王(赤紫)「特にあの豆つぶみたいな目。ハチに刺された後の顔は最高だったね」

ククルをバカにして笑っていた二人は面白いおもちゃを見つけた。ルシオのペットの黒猫・穷奇だ。二人は穷奇を捕まえてその背中に乗った。

 

朝顔の精霊王(青紫)「王子様のお通りだ!」

朝顔の精霊王(赤紫)「似てる似てる!」

二人はククルの真似をしながら街をぶらついた。

 

場面は変わって、先ほどククルが動かなくなった場所。そこにダイ・ウェイウェイ先生が通りかかった。

先生「こんなに可愛いお人形なのに、なんで捨てられちゃったのかしら。こんなに汚れちゃって…。持って帰って洗いましょう」

先生はククルを拾い上げた。

ククル(温かい…。この感じ、よく知ってる…)

先生のぬくもりを感じ、ククルは過去を思い出した。

 

ククルの回想シーン。

過去の古霊仙地。

先生「ククル、あなたは古霊仙族の王子で唯一の継承者よ。ある魔法を絶対に覚えておきなさい」

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

場面は変わって、ククルを探すアンアン。

アンアン「ここにもいない。どこ行っちゃったんだろう…」

そこにダイ・ウェイウェイ先生が通りかかった。

先生「アンアンさん、何か探してるの?」

アンアン「えっと、えっと…。ククル!」

先生「ククル?このお人形のこと?」

アンアン「うわ、汚っ!」

先生「このお人形はアンアンさんの?」

アンアン「うん!」

先生「じゃあ、次からは無くさないように気をつけないとね」

アンアン「はい」

先生「花の中に物を落としてしまうと、花たちが大騒ぎするの。特に“撞羽朝顔”はいたずらっ子だから」

アンアン「撞羽朝顔?」

先生「朝顔の別名よ。面白いでしょ?」

 

ククルが朝顔精霊王の名前を“撞羽朝顔”だと言った時のことをアンアンは思い出した。

 

先生「大切なものは大事にしないと。後で後悔しないように。…先生が家まで送りましょうか?」

アンアン「ううん、大丈夫。一人で帰れるよ。先生、ありがとう」

先生「気をつけて帰ってね」

アンアン「先生さよなら!」

 

アンアン「ククル、お腹すいたでしょ?帰ったらククルの好きなプリンを食べよっか」

ククル「フン!」

アンアン「それとチョコレートもあるよ」

ククル「フン!」

アンアン「もういいじゃん〜。機嫌直してよ〜」

アンアンはククルに頬ずりをした。

ククル「わかった、わかった。もう怒ってねーよ。…アンアン、前見ろ!」

アンアン「なに?」

そこには穷奇に乗った朝顔の精霊王たちがいた。

ククル「二人いる!」

朝顔の精霊王(青紫)「古霊仙族の王子だ!」

朝顔の精霊王(赤紫)「花仙魔法使者だ!」

朝顔の精霊王(青紫&赤紫)「うわ〜、見つかっちゃった〜!」

ククル「ヤツらは二人だったのか。ヤバい!逃げたぞ!」

アンアン「どうしよう。雨が降ってて暗いよ。二人の姿がよく見えないよ」

ククル「アンアン、早く光属性の丁香花精霊王を召喚しろ!」

 

アンアン「花仙魔法使者シア・アンアン変身!出でよ、百結!」

 

召喚された百結はその光の力を使って辺りを明るく照らした。

 

朝顔の精霊王(赤紫)「あれれ?なんでボクたちが闇属性だって知ってんだろ?」

朝顔の精霊王(青紫)「ただのまぐれ当たりだよ」

アンアン「このいたずらっ子たちめ、早く降参しなさい!」

朝顔の精霊王(青紫)「ボクたち二人ども納得しないと契約しないよ〜」

朝顔の精霊王(赤紫)「うんうん!」

朝顔の精霊王(青紫)「百年前の古霊仙族の王子は強くてかっこよかったのにな〜」

朝顔の精霊王(赤紫)「うんうん!」

朝顔の精霊王(青紫)「眠りから覚めてまた会えたと思ってたのに、こんなにガッカリさせられるなんて」

朝顔の精霊王(赤紫)「うんうん!」

朝顔の精霊王(青紫)「古霊仙王族の守護精霊のマンダー王子はあんなにかっこいいのにな〜」

朝顔の精霊王(赤紫)「うんうん!」

朝顔の精霊王(青紫)「マンダー王子はオマエなんか認めないよ〜」

朝顔の精霊王(赤紫)「うんうん!」

ククル「オマエらマジでムカつく!!」

アンアン「ククル…」

ククル「オレは古霊仙族の王子だ。本物の王子だ。絶対に古霊仙族を復興してみせる!」

 

ククルの脳裏にかつてのダイ・ウェイウェイ先生の言葉がよぎる。

 

先生「ククル、あなたは古霊仙族の王子で唯一の継承者よ。ある魔法を絶対に覚えておきなさい。その魔法は…」

 

ククル「古霊仙聖霊パワー!出でよ、Mandala!」

ククルはついにマンダーの召喚魔法を思い出した。

 

マンダー「私はずっと召喚されるのを待っていた」

朝顔の精霊王(赤紫)「うわあ、マンダー王子だ!」

朝顔の精霊王(青紫)「かっこいい!また会っちゃった〜!」

目をハートにしてマンダーとの再会を喜ぶ朝顔の精霊王たち。しかし、マンダーは彼らのことなど気にも留めなかった。

マンダー「ククルが生まれたときから私はずっと付き従っていたが、召喚されるのは今日が初めてだ。どうやら古霊仙族の継承者としての覚悟ができたようだな」

ククル「うん!オレは父上母上、そして古霊仙族みんなの希望の星。本物の王子だ!」

マンダー「私はまだククルを完全には認めていない。今までの行いが酷すぎたからだ。しかし今日の決意に免じて褒美を授けよう」

ククル「褒美なんていらねーよ。ヤツらをとっちめてやれ!」

朝顔の精霊王(青紫)「マンダー王子〜!」

マンダー「万象聚集!」

自分を慕う朝顔の精霊王たちに一瞥をくれたのち、マンダーは彼らに向かって必殺技を放った。

朝顔の精霊王(青紫)「動けなくなっちゃった!」

朝顔の精霊王(赤紫)「うんうん!」

ククル「フン!二度とオマエらにバカにされてたまるかよ!アンアン、早く!」

 

アンアン「偉大なる花神ププラ様を証人とし、花の法典の所有者の名をもって、あなたと契約を結びます!【撞羽】!」

撞羽「ほい!」

アンアン「【朝顔】!」

朝顔「いるよ!」

 

朝顔の精霊王【撞羽】&【朝顔】、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。

 

朝顔の精霊王たちは花の法典に戻って行った。そしてその様子をルシオが影から見守っていた。

ルシオ「穷奇、我々が思っているより面白くなりそうだな」

 

場面は変わって夜、アンアンの部屋。ククルの傷の手当をするアンアン。

ククル「イッテー!もっと優しくしろ」

アンアン「今日はごめんね。ククルのせいにしちゃって…」

ククル「いいってことよ。王子は庶民なんかとケンカしねーよ。それに頭が痛すぎて、さっきの事なんか全部忘れちまったよ」

アンアン「あはは。ククル、ありがとね。今のククル、すっごくかっこいいよ」

ククル「もっと真面目に勉強してれば、今頃はもっと強くなってたんだし…」

アンアン「じゃあ、花精霊ゲットの任務はククルに任せた!」

ククル「オマエ〜、この地球の庶民め!このオレ様にオマエの仕事を押し付けるとは。オイ、逃げるな!戻って来い!」

 

 

【続く】