小花仙 日本語訳

中国アニメ「小花仙」を個人の趣味で日本語に翻訳しています。

小花仙第1季第5集 眠りの花

 

ご注意!!

次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。

※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。

 

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小花仙第一季 第5集 沉睡的花朵

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【大雑把なあらすじ】

アンアンのクラスで奇病が流行っていた。先ほどまで元気だった子が、突然眠りから覚めなくなるのだ。最初はニーニ、次は委員長、そしてついには親友のチェンハンまでもがこの奇病にかかってしまった。地球にちらばった花仙精霊王の仕業だと睨んだククルは、アンアンとともに花仙精霊王を探しに行く。しかし、アンアンだけが花仙精霊王の世界へと連れ去られてしまう。そして、そこには花仙精霊王と楽しく遊ぶニーニ、委員長、チェンハンがいた。

 

花仙精霊王は言う。もし、元の世界に帰りたければ、私の名前を当てなさいと。

 

【日本語訳】

(アンアンのクラスメイト、ニーニの夢の世界。)

?「一緒に遊びましょ」

ニーニ「あなた誰?」

?「当ててごらん」

 

(場面は変わってアンアンの教室。)

アンアン「あっという間に新学期だよ。チェンハン、転校生来ると思う?」

チェンハン「どうだろうね。アンアン、そのヘアピンきれいだね」

アンアン「ほんと?ワンクーお兄ちゃんがくれたの」

 

(場面は変わって放課後。)

アンアン「やったー!やっと放課後だ!」

チェンハン「今日、ニーニ来なかったね」

アンアン「うん。病気かな?」

チェンハン「心配だね」

 

(場面は変わって夜、アンアンの部屋。)

ククル「やっと帰ってきたか。オレ様は腹が減ったぞ。庶民、何かうまいものを出せ」

アンアン「はい…」

疲れた様子でククルにドーナツをあげるアンアン。

ククル「花の精霊は見つかったか?」

ククルの問いかけには答えず、疲れた様子でベッドに倒れ込むアンアン。

アンアン「眠すぎる。やっぱり新学期初日は体が慣れないね。疲れた~」

ククル「起きろ、起きろ!早く花の精霊を探しに行け。なんでいつも寝ることばっか考えてんだ」

アンアン「そんな簡単には見つからないよ」

ククル「シア・アンアン!オマエは地球の庶民、オレ様は古霊仙族唯一の王子。花仙魔法使者としてオレ様に認められたのはこの上なく栄誉なことなんだぞ。感謝しろよ。そして精一杯オレ様をサポートしろよ。…寝るなー!」

アンアン「いつククルに認められたのよ」

ククル「まだ認めないのか」

アンアン「わかった、わかった。助けないとは言ってないよ」

ドアの外に何かの気配を感じ、アンアンはククルを布団の中に押し込んだ。

ククル「ここから出せ!何すんだ!」

アンアン「しー!うるさい。見つかっちゃう」

しかし、ドアから入ってきたのは飼い猫のシロだった。ほっとするアンアン。

アンアン「ねえ、家にいるときパパに見つかってないよね?」

ククル「当たり前だろ!シア・アンアン、オマエに命令する。オレ様も学校に連れて行け!」

アンアン「なんでよ」

ククル「それは、えっと…。家にいても退屈だからだ」

アンアン「ダメ」

そう言って、再びベッドに横になるアンアン。

ククル「そんなんで花の法典を取り戻せるのか?!」

アンアン「ダメなものはダメ」

ククル「フン!ダメならいい。オレ様が自分で考える」

 

(場面は変わって翌朝。登校途中でチェンハンに会うアンアン)

アンアン「チェンハン、おはよう!」

チェンハン「おはよう、アンアン。昨日、委員長がニーニのお見舞いに行ったんだって。ニーニは良くなったのかな?」

アンアン「うん。よくなってるといいね」

ククル「なんだなんだ?何かあったのか?」

アンアンのリュックから顔を出し、二人の会話に割り込もうとするククル。慌ててククルをリュックに押し込む。

チェンハン「どうしたの?」

アンアン「何でもない!急がないと遅刻しちゃう。早く行こう」

 

(場面は変わって教室。)

先生「みなさん、今日は委員長も風邪でお休みです。最近風邪が流行ってますので、みなさんも気をつけてください」

生徒たち「はーい!」

アンアン「委員等まで…」

チェンハン「心配だね。帰りにお見舞いに行こうか」

アンアン「うん、そうだね。ニーニの家は帰る方向だし」

ククル「花仙精霊王の仕業じゃないか?」

またもやリュックから顔を出すククル。

アンアン「そんなわけないでしょ。ただの風邪だよ」

ククルをリュックに押し込むアンアン。

ククル「地球の庶民め!」

チェンハン「えっ?」

ククルが大きな声を出したため、チェンハンに聞かれてしまう。それを慌てて誤魔化すアンアン。

アンアン「アハハハハハ!昨日の《モグラ農園》のアニメ面白かったね!クーラのセリフがさあ、『サイコロ、わかってるだろ』って」

チェンハン「アハハ。アンアンは元気だね。きっと病気とは無縁だね。ウフフ」

 

(場面は変わってニーニの家。)

アンアン、チェンハン「こんにちは。ニーニは良くなりましたか?」

ニーニのお母さん「心配してくれてありがとう。ニーニはずっと寝てるのよ。あなたたちも気をつけてね」

チェンハン「ニーニが早く良くなりますように」

アンアン「うん」

すると、どこからか花のいい香りが漂ってきた。

アンアン「わあ、いい香り」

アンアンが香りの方向に目をやると、ニーニの部屋の窓辺に鉢植えの花が置いてあった。

チェンハン「ほんとだ。こんなにきれいな花が側にいてくれたら、きっとすぐ良くなるね」

ククル「…なんかおかしいぞ」

リュックから顔をだし、匂いを嗅ぐククル。ククルだけがその違和感に気づいていた。

 

(場面は変わって夜、アンアンの部屋。)

ククル「あれは絶対に花仙精霊王のしわざだ」

アンアン「なんでわかるのよ。ニーニは寝てただけじゃない」

ククル「気配がしたんだよ」

アンアン「なんの気配?じゃあ、どうすればいいの?どうして花仙精霊王がニーニと委員長を眠らせてるの?」

ククル「オレが知るかよ」

アンアン「ククルは何でも知ってるんじゃないの?!」

ククル「バカ地球人。こんなに問題ばっか起きるのは、もしかしたら地球の環境が精霊王たちをおかしくしているのかもしれない。このオレ様がいい例だ」

アンアン「ククルはラベル大陸ではこんなんじゃないの?」

ククル「当たり前だろ!オレ様はりりしくて背が高くてイケメンで頭もいいんだ。花仙たち(注)はみんなオレ様のことが好きだったんだ」

(注)花仙…ラベル大陸の住人のこと。

 

パパ「アンアン、帰るのが遅くなってごめんね」

ドアの外から聞こえて来るパパの声に、慌ててククルを隠すアンアン。

アンアン「大丈夫だよ。お帰りなさい」

パパ「アンアン、今チェンハンのおじいさんから電話があってね。チェンハンの具合が悪くなったんだって。だから明日は学校をお休みするって」

アンアン「なんで?!さっきまで元気だったよ!」

パパ「玄関でいきなり倒れたんだって。でも、心配いらないよ。お医者さんが言うには、風邪で体が弱って寝ているだけだって。アンアンも気をつけなさいね。おやすみ」

 

ククル「ほらな、言っただろ。絶対に花の法典に封印されてた精霊王のしわざだ」

アンアン「精霊王?!チェンハンたちは大丈夫なの?!」

ククル「さっきの場所に行ってみようぜ!」

 

場面は変わってニーニの家。)

アンアン「花仙魔法使者シア・アンアン、変身!愛、美、智の力のパワー集結!」

 

アンアン「(鉢植えの花を指さしながら)もし本当に花仙精霊王だとしたら、どうやって捕まえればいいの?」

ククル「オマエはどうやって椿をゲットしたんだ?」

アンアン「よく覚えてない。椿が飛んできて、そのあと寝ちゃったから…」

ククル「ププラ様は何も言ってなかったんだ。ダイ・ウェイウェイ先生が精霊王について色々教えてくれたけどオレはあまり聞いてなくて…。エドウィン先生も何か言ってたけど全部忘れた…」

アンアン「じゃあ、どうすればいいの?」

ククル「オマエは花仙魔法使者、オレ様は古霊仙族の王子。そしてオレたちには魔法のステッキがある。だからヤツはおとなしく降参するだろ」

 

ニーニの部屋の窓辺に飾ってある鉢植えの花に向かって魔法のステッキを構えるアンアン。

アンアン「(鉢植えの花に向かって)あの…、あなたは花の精霊ですか?」

ククル「おい、隠れてないで出て来い!」

アンアン「私は花仙魔法使者シア・アンアンです。…出て来てくれませんか?」

しかし何の変化も起こらなかった。

ククル「なんでそんな下出に出るんだよ。(鉢植えの花に向かって)早く出て来ないとひどい目に遭わすぞ!」

すると花から香りが放たれ、その香りを嗅いだアンアンは強い眠気に襲われた。

アンアン「眠くなってきた…」

ククル「アンアン、アンアン!」

 

(場面は変わって、花仙精霊王の世界。アンアンが目を開けると、鉢植えの花の中から花仙精霊王が現れた。)

花仙精霊王「一緒に遊びましょ」

アンアン「あ、あなた誰?ここはどこ?」

花仙精霊王「ウフフ。ゲームをして遊びましょ」

アンアンが周りを見渡すと、そこには楽しそうに遊ぶチェンハン、ニーニ、委員長の姿があった。

チェンハン「たくさん遊んだね。早く家に帰らないと」

花仙精霊王「私と遊ぶの楽しくない…?」

チェンハン「ううん、とっても楽しいよ」

花仙精霊王「じゃあ、ここにいなよ。新しい遊びをしよう」

委員長「どんな遊び?」

花仙精霊王「わたしの名前を当ててごらん」

チェンハン「どうして?」

花仙精霊王「私の名前を当てられたらあなたたちの勝ち。そうしたら家に帰っていいよ」

 

 

【続く】