ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
上海淘米公式youtube
小花仙第1季第10集 我很幸福,谢谢你
【大雑把なあらすじ】
アンアンのクラスで起きた不思議な事件は、ヒアシンスの精霊によるものだった。委員長に助けられた彼は、恩返しがしたくて黙っていいことをしていたのだ。そんなある日、ルシオが彼にプレゼントをする。誰にも姿を見られなくなるというブレスレットだ。それは委員長の側にいたいという彼の願いを叶えるものだった。
ヒアシンスは元はパパが研究所で育てていたものだった。しかし、弱っていたため、家に持って帰って来たのだ。パパに持たされた栄養剤を与えながらアンアンがヒアシンスに語りかけると、ヒアシンスの精霊は急に泣き出した。パパに受けた恩を忘れて委員長のことばかり考えていた自分は悪い子だと。しかし、あなたは頑張り屋のいい子だとアンアンが慰めると、ヒアシンスの精霊は安心して花の法典に戻っていった。
植物研究の課題の最終日、アンアンはヒアシンスの鉢植えを委員長にプレゼントする。そして彼からのメッセージを伝えた。
「大切にしてくれてありがとう。ぼくは委員長のことが大好きです。委員長と友達になりたいな」と。
【日本語訳】
(回想シーン。アンアンが学校にヒアシンスを持って行く前のこと。)
部屋でヒアシンスに薬をあげるパパ。その横でパパを見つめるヒアシンスの精霊。
パパ「早く元気になるんだよ」
ヒアシンスの精霊「はーい、パパ。ぼくとっても幸せ。ありがとう」
(場面は変わって学校。誰もいない教室でヒアシンスの鉢植えに話しかけるルシオ。)
ルシオ「そんなに飛び回っていると、誰かに見つかってしまうよ」
ルシオがヒアシンスを撫でると、ヒアシンスが光を放ち中から精霊が現れた。
ヒアシンスの精霊「あなた誰?ぼくのことが見えるなんて。…わかった!あなたは…」
ルシオ「しー!君のことを助けてあげようと思ってね」
ヒアシンスの精霊「アンアンはパパの娘で、パパはとてもいい人。そしてアンアンもいい人。でも、アンアンからは花の魔法の匂いがするんだ」
ルシオ「もし彼女に見つかったら、君はもうここにいられなくなるよ」
ヒアシンスの精霊「委員長はぼくを助けてくれた。ぼくはずっとここにいたいな…」
ヒアシンスの言葉を聞き、魔法をかけるルシオ。すると精霊の腕にブレスレットが現れた。
ルシオ「それをつけていれば誰にも見つからないよ」
(場面は変わってアンアンの家。チェンハンが遊びに来ている。)
ククル「(ドーナツを食べながら)うっめー!だから言ったろ、花精霊の気配がするって」
チェンハン「何の花の精霊かな」
アンアン「よく見えなかった」
ククル「フン!オレ様を学校に連れて行かなかったからだぞ」
すると玄関のチャイムが鳴った。
アンアン「誰かな?」
アンアンがドアを開けると、そこにはパパが立っていた。
アンアン「パパ!」
パパ「家の鍵を持って出るのを忘れてね」
チェンハン「お邪魔してます」
パパ「チェンハン、いらっしゃい。フルーツサラダでも作ろうか」
チェンハン「ありがとうございます」
パパ「…あれ?フルーツソースどこやったけ?」
忘れっぽいパパに呆れるアンアンとチェンハンだった。
(場面は変わって翌朝、アンアンの教室。)
委員長「おはよう」
水をやりながらヒアシンスに挨拶する委員長。
ヒアシンスの精霊「おはよう!」
(場面は変わって授業中。)
委員長が落とした消しゴムをそっと拾うヒアシンスの精霊。
ヒアシンスの精霊「毎日勉強頑張って!」
(場面は変わって別の日。制服につけていた校章を落としてしまう委員長。しかしそれに気づかず、委員長は行ってしまう。)
ヒアシンスの精霊「バッジ落としたよ!戻ってきて!」
(場面は変わって授業中。)
先生「皆さん、身だしなみを整えて、ちゃんと校章もつけてくださいね」
生徒たち「はーい!」
委員長「…あれ?」
自分が校章を無くしたことにやっと気づく委員長。
ヒアシンスの精霊「こっち、こっち!」
委員長の校章を持ってそっと近づくヒアシンスの精霊。その時、委員長と目が合ったような気がした。
ヒアシンスの精霊「うわーん!見つかっちゃう!」
校章が見つかって喜ぶ委員長。しかし周りを見渡しても誰もいなかった。
(場面は変わって放課後。)
委員長の机の上のプレゼントに気づくアンアン。
アンアン「委員長、そのプレゼント誰にあげるの?」
委員長「気のせいかもしれないけど、なんか最近僕のことをこっそり助けてくれる人がいるみたいなんだ。だけど、その人は自分が何者か知られたくないみたい。だけど僕は感謝の気持ちを伝えたいんだ」
アンアン「わあ、不思議だね!」
チェンハン「アンアン、帰ろう」
アンアン「うん。委員長バイバイ!」
(場面は変わって誰もいない教室。ヒアシンスの精霊は委員長の机に自分宛てのプレゼントが置いてあることに気づく。)
ヒアシンスの精霊「何だろう、これ?」
プレゼントを開けると中にはチョコレートが入っていた。
ヒアシンスの精霊「甘〜い、おいしい!」
プレゼントに添えられたメッセージカードに目をやると、そこには「ありがとう」という言葉が書かれていた。
ヒアシンスの精霊「どういたしまして」
(場面は変わって夜、アンアンの家。)
パパのために玄関のドアを開けてあげるアンアン。
アンアン「パパ、また鍵を忘れたの?」
帰ってくるなり部屋の中をキョロキョロ見渡すパパ。
パパ「アンアン、パパが持って帰ってきたヒアシンスの鉢植え見なかった?」
アンアン「あ!学校に持って行ったよ。月曜で慌ててたからパパに言うの忘れてた」
パパ「そうだったんだ。よかった」
アンアン「ここ数日、パパがぼんやりしてたのってそれが原因?」
パパ「そうだよ。ちゃんとお世話をしようと思って持って帰って来たのに、どこかにやっちゃったのかと思って毎日探してたんだ」
アンアン「あのヒヤシンスって何か特別なの?」
パパ「ううん。でも病気にかかってたのを見つけたからね。家に持って帰って世話しようと思ったんだ」
アンアン「病気なの?」
パパ「病気はもう治したよ。パパは天才植物学者だからね!そうだ、明日この薬を持って行きなさい。水やりをするときに少しだけ薬を入れてやると抵抗力が増すんだ」
アンアン「パパ優しい!私、大きくなったらパパみたいに立派な植物学者になりたいな!」
パパ「アンアンが面倒を見てくれてるのなら安心だね」
アンアン「パパはヒヤシンスが好きなの?」
パパ「そうだよ」
(場面は変わって翌日。誰もいない教室でヒアシンスを見ているアンアン。)
ククル「ちょっと外も見てくる。ここは植物が多いからな」
アンアン「戻りなよ。誰かに見つかったらどうするの」
ククル「オレ様は花仙国の偉大なる王子だぞ。見つかるわけねーだろ」
そう言ってククルは教室を出ていった。
アンアン「これはパパがくれたお薬だよ。早く元気になってね」
ヒアシンス「パパ、ありがとう」
アンアン「どういたしまして。…誰かいるの?気のせいかな。(ヒアシンスの鉢植えに向かって)ここ数日、パパはずっと君のことを心配してたんだよ。私、ちょっとやきもち焼いちゃった。あはは」
ヒアシンスの精霊「パパ…」
目に涙を浮かべ、パパのことを思い出すヒアシンスの精霊。
アンアン「安心して!代わりに私が面倒を見るから。私はみんなの人気者、可愛くて元気な花仙魔法使者だからね!」
パパの優しさを思い出し、こらえきれず大きな声で泣き出すヒアシンスの精霊。
アンアン「あなた誰?…じゃなくて見たことある!あなたは花の精霊なの?」
ヒアシンスの精霊「ぼくはヒヤシンスの精霊だよ。でも、ぼくは悪い子だ。委員長はぼくのことを助けてくれたから、ぼくは委員長に恩返ししようと思ったんだ。でも、そのせいでパパのことを忘れちゃった。パパはぼくにあんなによくしてくれたのに。ぼくは悪い子だ。うえーん!」
アンアン「泣かないで。あんなに一生懸命委員長を助けてあげてたじゃない。君はいい子だよ」
ヒアシンスの精霊「ほんとに?でも、パパを心配させちゃった…」
アンアン「ううん!君は親切でいい子だよ」
ヒアシンスの精霊「ぼく、ほんとにいい子?」
アンアン「うん。だから花の法典に戻ろう?」
ヒアシンスの精霊「うん!」
アンアン「でも、君の名前を知らないや」
ヒアシンスの精霊「ぼくの名前はヒュアキントスだよ」
アンアン「花の法典の所有者の名をもって、あなたと契約を結びます。【ヒュアキントス】!
ヒアシンスの精霊【ヒュアキントス】、花仙魔法使者と契約完了。花の法典に封印。
ククル「アンアン、強烈な花精霊の気配がしたぞ!」
アンアン「もう捕まえちゃったよ!」
(場面は変わって別の日。)
委員長「植物観察の課題は今日まで。もう植物を家に持って帰っていいって」
ルシオ「(ヒアシンスの鉢植えを見ながら)彼はもうここにはいないようだね」
委員長「誰がいなくなったって?」
アンアン「委員長、このヒヤシンスは委員長にプレゼントするよ」
委員長「このヒヤシンスはアンアンのじゃないか」
アンアン「ヒヤシンスから伝言だよ。『大切にしてくれてありがとう。ぼくは委員長のことが大好きです。委員長と友達になりたいな』」
ルシオ「ヒアシンスの花言葉は“私はとても幸せ。ありがとう”なんだ」
委員長「ルシオは本当に物知りだね。じゃあ、遠慮なくいただくよ」
ヒアシンスの鉢植えを受け取った委員長はとても嬉しそうだった。
【続く】