ご注意!!
次の二点につきまして、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※こちらの日本語訳は個人が趣味で行っているものであり、公式とは一切関係ありません。
※素人の翻訳のため、訳し間違い、読みづらい点もあるかと思います。参考程度に考えていただけると幸いです。
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小花仙第27集 响应呼唤吧!神圣罗勒!!
【大雑把なあらすじ】
ククルの師であり、ラベル大陸最強の魔法師エドウィン(ルシオ)は、迷の王子タバスの策略により囚われの身となっていた。エドウィンを助け出したいククルたちは、ある一つの方法を思いつく。それはエドウィンの守護精霊である聖羅勒(ホーリーバジル)の精霊王・紫蘇(ズースー)を見つけ出すこと。エドウィンと固い絆で結ばれた紫蘇を見つけ出せば、彼らの絆を頼りに、エドウィンの居場所がわかるのではないかというのだ。
紫蘇は神聖な精霊王であるため、神聖な場所にいるのではないかと考えたククルたちは、花港市で一番神聖な場所、花港記念堂を探すことにした。しかし、何の手がかりも掴めぬまま、日は暮れていった。
堂内の、エドウィンを彷彿とさせる彫像にククルは話かける。先生は実は熱い心の持ち主であること、先生は古霊仙族復活ためにその身すら犠牲にできること、一人前の王子になり、古霊仙族を復活させてみせること、先生の無事を信じていること…。目に涙を浮かべながら紡ぎだしたククルの誓いは、アンアンの心を強く打った。アンアンがママに願いをかけたそのとき、光の中から一人の精霊王が現れた。彼こそがエドウィンの契約精霊王・紫蘇だった。ククルの誓いに感銘を受けた紫蘇は、ククルに賞賛の言葉を贈る。しかし、そのとき、迷の王子タバスと黒薔薇男爵メリメが現れた。
紫蘇(ズースー)について。
エドウィンの守護精霊である聖羅勒(ホーリーバジル)の精霊王・紫蘇は、人の心を読む能力を持っていた。エドウィンと初めて会ったとき、エドウィンは外見は冷たく厳しそうに見えるが、優しく熱い心の持ち主であることを見抜く。互いに友情を感じた二人は守護契約を結んだ。
ある日、紫蘇は【花の法典】を守る役目を買って出る。エドウィンと契約を交わしたその日から、自分は古霊仙族の一員である(古霊仙族とともに戦いたい)、と。“離れていても心は一つ”だと友情を確かめ合い、エドウィンが見守る中、紫蘇は花の法典に封印された。
【日本語訳】
ククルの師であり、ラベル大陸最強の魔法師エドウィン(ルシオ)は、迷の王子タバスの策略により、囚われの身となっていた。タバスの鏡の世界に閉じ込められていたエドウィンだったが、ある時、その鏡に亀裂が入った。
女神ププラの神殿に集まるダイ・ウェイウェイと三仙女(過去のシーン)。
ダイ・ウェイウェイ「女神様、エドウィンは…」
女神ププラ「ヤージャは黒魔法でエドウィンを欺こうとしました。しかし、ラベル大陸最強の魔法師が簡単に悪に屈するはずがないのです」
ルーシャ「エドウィンは古霊仙族の復活を焦っているのです」
ルル「私たちもエドウィンの手助けをしたいけど…」
ルナ「彼はとても誇り高い人だから、きっと…」
ダイ・ウェイウェイ「そう。人に頼るなど、彼のプライドが許さないでしょう」
場面は変わって、古霊仙境(過去のシーン)。
逃げるヤージャ、追いかけるエドウィン。
エドウィン「私は絶対に悪に与しない!よくも私を欺いたな!」
ヤージャ「私がいつ貴方を欺したのかしら?最強の魔術を教えてあげただけじゃない」
エドウィン「あれは邪悪な黒魔法だ。古霊仙族の復活に、卑劣な黒魔法など絶対に使わない!」
ヤージャ「頭が固いわねえ。どんな手段を使ったって、成功すればいいじゃない?」
エドウィン「一度でも黒魔法を習得した者は悪に支配される。私が知らないとでも思ったか!私はお前に騙されたふりをしていただけだ。ププラ様はこの件は全てご存じだ。お前の化けの皮を剝がすために知らぬふりをしていただけだ」
ヤージャ「ププラ!」
ププラの名前を聞き激高するヤージャ。
エドウィン「ヤージャ、今日を限りにお前をラベル大陸から永久に追放してやる。その化けの皮を剥がしてやる!」
ヤージャ「やってみなさい!」
エドウィンの攻撃がヤージャを直撃した。
ヤージャ「エドウィン、この裏切り者め!絶対に許すものか!」
捨て台詞を残し、ヤージャはその場から消え去った。すると、どこからか聞きなれない声が聞こえてきた。
?「氷のように冷たく毅然として見えるが、本当は優しく、熱い心の持ち主だ」
エドウィン「誰だ?」
まばゆい光と共に、エドウィンの前に一人の精霊王が現れた。
エドウィン「君は…」
?「君の心はもうわかっている、自分が何をすべきかを。でも、焦ってはいけない。偉大なる花仙魔法使者よ、急いては事を仕損じる」
エドウィン「人の心を見透かす能力。…君は聖羅勒精霊王・紫蘇(ズースー)」
エドウィンの言葉に聖羅勒精霊王は静かに微笑んだ。
場面は変わって、女神の神殿(過去のシーン)。
光る魔法陣の上で相対して立つエドウィンと紫蘇。女神ププラは二人の間に位置する玉座に座って何かを唱えている。
女神ププラ「聖羅勒精霊王よ、貴方は本当にこれでよいのですか」
エドウィン「紫蘇、君は神聖な精霊王だ。花の法典の守護精霊になる必要などないのだよ」
紫蘇「エドウィン、君の守護精霊になったあの時から、私は古霊仙族の一員なんだ」
紫蘇の言葉にハッとするエドウィン。
エドウィン「わが友よ、たとえ君がどこにいようと、私たちの心はいつも一緒だ」
紫蘇「そうだ。わが友よ。心の真を忘れぬよう…」
女神「花の法典、封印列陣!」
女神ププラが封印の呪文を唱ると、魔法陣から放たれる光が一層激しさを増した。
エドウィン「いつの日か、また肩を並べて戦おう」
紫蘇「ああ…」
エドウィンの言葉に静かに頷く紫蘇。
女神ププラ「聖羅勒精霊王・紫蘇、封印!」
そして、紫蘇は花の法典に封印された。
場面は変わって、地球の仙女座公園(現在のシーン)。
エドウィン救出のための作戦を練るアンアン、ククル、ダイ・ウェイウェイ先生。
ククル「だから、エドウィン先生の契約精霊の聖羅勒も花の法典に封印されてるんだ」
ダイ・ウェイウェイ「彼らは強い絆で結ばれているの。だから、紫蘇大人(ダーレン)を見つけることが出来れば、もしかしたら…」
ククル「あ、わかったぞ!聖羅勒を見つけることが出来れば、二人の強い絆をたどってエドウィン先生の居場所を知ることができる。そしたら、オレたち全員で出撃して、エドウィン先生を救い出し、迷の王子をとっちめる!ハハハ、完璧だな」
アンアン「ククル、すごい!」
ククル「ヘヘヘ、まあな!」
アンアン「でも、どこに行けば聖羅勒精霊王を見つけられるの?」
ククル「それは…」
ダイ・ウェイウェイ「紫蘇大人は神聖な精霊王だから、神聖な力を得られる場所にいると思うの」
アンアン「花港市で一番神聖な場所…。あ!あそこ!」
ククル「そんな場所があるのか」
アンアン「うん!」
場面は変わって、花港記念堂。
神殿のような作りの花港記念堂は、一面にステンドグラスが嵌められ、堂内には女神ププラ、エドウィン、ダイ・ウェイウェイを思わせる彫像が置いてある。
アンアン「わあ、ここが花港記念堂かあ」
ククル「厳かな気持ちになるな」
チェンハン「アンアン!」
アンアンが振り向くと、チェンハン、イートン、ルル、ルーシャが入ってきた。
アンアン「チェンハン、イートン!来てくれたの?」
ルーシャ「電話でエドウィンを助けるって言ってたから…」
ルル「紫蘇大人を探すというのは試してみる価値があるね」
チェンハン「でも、記念堂のどこにいるんだろう」
イートン「探す場所が広ければ、その分チャンスも増えるってこと」
アンアン「うん。じゃあ、手分けして探そう」
一同「OK!」
アンアンとククル、チェンハンとルル、イートンとルーシャの三手に分かれ、堂内をくまなく探したが、日が暮れても手がかりすら掴めなかった。夕日の差し込む堂内のベンチに座り込むアンアン。
アンアン「はあ…。どこを探しても見つからないよ」
意気消沈するアンアンがククルの方を見ると、ククルはエドウィンを思わせる彫像に向かって何か話しかけていた。
ククル「エドウィン先生は見た目は冷たそうで、絶対に人に助けを求めない人だ。昔はそれがどうしてなのかわからなかった。でも、今はわかるよ。先生はオレや古霊仙族、そして正義のために全てを犠牲にできるんだ。先生自身すらも…。先生の心は炎のように熱いんだ」
アンアン「ククル…」
ククル「だからさ、先生はきっと無事だよね。先生、オレを信じてよ。オレは絶対に古霊仙族を復活させてみせる。本物の王子になってみせるよ。だからさ、きっと…。先生は古霊仙族最強の魔法師だからさ、絶対に悪に打ち勝って無事に帰って来ると信じてるよ」
目に涙を浮かべながら力強く誓いの言葉を捧げるククル。その姿にアンアンは心を打たれた。
アンアン(ママ、ククルを守ってください。そして、エドウィン先生が無事に帰って来られますように…)
アンアンの願いが通じたのか、女神たちの彫像の上方から光が溢れ、その光は精霊王の姿に形を変えていった。
ルル「この感じ…」
アンアン「まさか…」
ククル「聖羅勒精霊王…!」
聖羅勒精霊王はククルの前に立ち、穏やかな笑顔で賞賛の言葉を送った。
聖羅勒精霊王・紫蘇「古霊仙族のククル王子。エドウィンはあなたの誓いをきっと誇りに思っていることでしょう。」
聖羅勒精霊王の言葉に涙を流すククル。
黒薔薇男爵メリメ「ハハハ。それはどうかな?」
しかし、聖羅勒精霊王に会えた喜びもつかの間、迷の王子タバスと黒薔薇男爵メリメが現れた。
【続く】